優先感覚はいつも同じでじゃない

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優先感覚はいつも同じでじゃない

優先的に使っている五感について、ひとつ注意したい点があります。
誰かと会話をしていて、「あ、この人は早口だし、視線も上向くことが多い。『見る、見える、イメージ』などの言葉が多いから、視覚優先の人だな」と気づいたとします。あなたと話しているときは視覚を優先的に使っているかもしれませんが、他の状況ではまた違った感覚を優先している可能性があります。ですので、「この人は○○優先の人」と決めつけないことです。

 

たとえば、職場では理路整然とした文章を書き、数字・データをよく使い、矛盾を指摘するのが得意という人は聴覚優先だと考えられますが、家庭に帰ると文字媒体より映像を好み、インテリアに気を使ったり、服装にこだわっているかもしれません。家庭では視覚を優先しているのです。
また、家ではよく笑ったり、怒ったりと感情を素直に出し、兄弟姉妹やペットと絡みあって遊んだり、話し方はどちらかといえばゆっくりしているという子どもは、体感覚を優先していると思われますが、学校では先生や友だちの話をしっかりと聞き、必要なときにはちゃんと話ができるという場合は聴覚優先であるといえます。

 

一つの感覚を四六時中優先して使っているというよりは、場面場面で使い分けているほうが多いのではないでしょうか。コミュニケーションを取る相手とどんな状況にいるかを理解したうえで、相手の優先する感覚を捉えることが肝心です。

 

翻って、自分自身について考えてみましょう。優先している感覚はすぐに見つかるのではないでしょうか。反対に、あまり使っていない感覚には気づきづらいものです。あなたがあまり使っていない感覚を優先する人と話すときは、どこかぎこちなさを感じるかもしれません。それがこじれると、「この人は苦手」と苦手意識につながりかねません。そうなると、せっかくの価値ある出会いを生かせなくなってしまいます。
あるいは、これまであまり使っていなかった感覚があることで、あなたの行動や考え方に制限がかかっていたかもしれません。
苦手な人と柔軟なコミュニケーションができ、あなたの思考や行動の制限が低減すれば、あなた自身の成長につながるでしょう。

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