子どもが好む感覚を知る

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子どもが好む感覚を知る

前回は、お子さんとの話がうまくかみ合わないのは、お互い優先して活用している五感が違うのが一因だというお話でした。たとえば、視覚を優先している人と、聴覚を優先している人とでは、表現方法に違いがあるので、”感覚のずれ”のようなものを感じてしまいます。表現方法の違いは、話している最中に表現のしかたを意図的に選択しているのではなく、話のベースとなる経験をしたときに、優先する五感を使って記憶したものを無意識に表現することによります。つまり、相手は無意識のうちにそのような表現をしているのです。

 

無意識は正直です。無意識で表現されているものの中に本音があります。したがって、無意識から出てくる表現のしかたが分かり、それにうまく合わすことできれば、相手はとても心地よく感じるので、スムーズなコミュニケーションを築くことができるのです。
相手が優先している五感を知るヒントがあります。

 

視覚を優先する(視覚優位)人は、常に映像を頭に思い描きながら話をします。映像は静止画のときもあれば、動画のときもあります。いずれにしても、言葉より情報量がずっと多いので、たくさん話そうとして早口になり、話が飛ぶこともあります。よく使う言葉は、視覚に関するもので、「見る」、「描く」、「イメージ」、「明るい/暗い」、「キラキラ」などがあります。

 

聴覚を優先する(聴覚優位)人は、音や言葉に敏感です。言葉は大切だと感じているので、話は論理的になり、時には理屈っぽくもなります。話が長くなることもしばしばです。口元やあごに手を持ってくることも多いようです。よく使う言葉は、「聞こえる」、「言う」、「響く」、「リズム/テンポ」、「うるさい/静か」、「ガヤガヤ」などがあります。

 

触覚・味覚・嗅覚を合わせて体感覚と呼びますが、それらを優先する(体感覚優位)人は、感情が豊かで、話は直感的です。体で感じながら話をし、胸や頭・顔に手をやることが多いです。よく使う言葉は、「感じる」、「緊張/安心」、「気持ち」、「温かい/冷たい」、「フワフワ/ずっしり」などがあります。

 

このような特徴から相手が優先している感覚を知り、相手の使う言葉やしぐさを合わせることができれば、相手は気分よく話に乗ってくるでしょう。

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