視線で分かる

お問い合わせ
電話番号

視線で分かる

子どもが言うことを聞かない、何を考えているか分からないというお母さん、お父さん。毎日顔を合わしてはいても、きちんと表情を見ていますか?忙しい1日の中でも、子どもの表情を注視する時間は多少はあるはず。食事をしているとき、ケータイをいじっているときなど、タイミングはいくつもあると思いますが、話をするときはお互いに顔を見ながら話をするようにしたいです。
表情やしぐさには、言葉には現れない本音が出るものです。言葉をそのまま受け取るのではなく、その裏に何かがあることに気づくと、より信頼できるコミュニケーションを取ることができます。

 

表情の変化、特に目の動きに注目しましょう。「目は口ほどに物を言う」と昔からいわれますが、目の動きを意識的にコントロールし続けるのは難しいので、素直な部分が出てしまうのです。隠し物をしている方向をつい見てしまうというのもその一つです。
ここでは、前回までに取り上げた、優先する五感と目の動きの関係を見てみることにします。

 

視線の方向を本人から見て、左上、左横、左下、右上、右横、右下の6つに分けます。

●視線が左上
視線が本人の右上を向いているとき、「記憶された視覚」を利用しています。つまり、これまでに実際に見たものや場面を思い描いているのです。たとえば、「マクドナルドの看板はどんな形ですか?」と質問すると、視線は左上に向きます。

●視線が左横
視線が右横を向いているときは、「記憶された聴覚」を使っています。このとき、実際に聞いたことがある音や声を思い出しています。たとえば、「去年ヒットした曲のメロディは?」と質問すると、視線は左横に向きます。

●視線が左下
視線が左下のときは、「内部対話」をしています。自分自身と心の中で会話をしているのです。たとえば、「しあわせだと思うことは?」などと聞くと、視線は左下に動きます。
●視線が右上
視線が右上に向いたときは、「創造された視覚」を使っています。つまり、実際に見たものではなく、想像したイメージを作っています。たとえば、「明日、黄色い雨が降ってきたら?」と質問すると、視線は右上に向かいます。

●視線が右横
視線が右横に動いたときは、「創造された聴覚」を利用しています。実際には聞いたことのない音や声を想像しています。たとえば、「カバンが話しかけてきました。なんて?」などと聞くと、視線は右横に向きます。

●視線が右下
視線が右下を向いたときは、「体感覚」を使っています。つまり、自分の触覚・味覚、嗅覚や感情を感じているのです。たとえば、「体のなかで一番熱いところは?」と聞いたりすると、視線は右下に動きます。

 

左利きの人は左右逆になるようです。すべての人がこの通りの反応を示すわけではなく、全体的にはこのような傾向が見られるということです。したがって、人によっては異なる反応を示すので、上記のパターンを”法則”のように一般化(決めつけ)をしてはいけません。
ただし、同じ人を見ていると、視線がランダムに動くのではなく、その人固有の特徴があります。それを知っておくと、そのときどのように感じているかが分かりやすくなります。

お問い合わせ

    お名前 (必須)

    必須項目に記入もれがあります。

    必須項目に記入もれがあります。

    電話番号

    必須項目に記入もれがあります。

    メールアドレス

    必須項目に記入もれがあります。

    ※確認のためもう一度入力してください

    確認用のメールアドレスが一致していません

    学年

    必須項目に記入もれがあります。

    ご要望(任意)

    上記の内容を確認して確認・送信ボタンを押してください。