「勉強しなさい!」たたみかけるのは逆効果

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「勉強しなさい!」たたみかけるのは逆効果

親子でのトラブルとして一番よく耳にするのは、やはりコミュニケーションに関係する問題ですね。仕事や地域活動においても、コミュニケーション上のトラブルは常に上位に来るようです。人は社会の中で生きるという特性があるので、家庭内・家庭外にかかわらず、人間関係の構築は重要な意味を持ちます。
また、人は支え合って生きていくと言われるように、お互いに要求し、支援し合いながら、自分と相手の双方ともが望ましい状態を作ろうとしてます。相手に支援を受け入れてもらったり、こちらの要求をかなえてもらったりするには、その前提に良質なコミュニケーションが必要です。なぜならば、良質なコミュニケーションが相手の心を開き、信頼感・安心感を抱かせ、あなたの言葉を受け留めやすくしてくれるからです。信頼感・安心感が十分にないまま、こちらの要求や支援を提供しても、かえって心を閉ざしてしまうことになります。

 

子どもが言うことを聞かない、言うと逆ギレするというのは、お子さんにあなたの言葉が届いていない現れです。つまり、お子さんはあなたに心を開いていないのです。そんなときに、たとえより論理的に、あるいはより熱心に話しても、お子さんに伝わらないでしょう。お互いに憔悴するだけです。

 

しかし希望はあります。あなたはお子さんより、コミュニケーションの経験が豊富なはずです。これまでにコミュニケーションにおいて、成功したり失敗したりしてきました。失敗は成功のもと。失敗したときのようにしなければいいだけです。自信を持ってお子さんに接しましょう。

 

まずは、あなたが冷静になることです。そして、お子さんの言葉をよく聞き、表情、態度をよく見ます。あなたの言葉、表情、態度に対して、お子さんはどのように反応していますか?その中では反応の違いがあるはずです。それはどんな言葉、どんな表情、どんな態度のときでしたか?

 

そのうえで、前回、前々回のブログでご紹介したように、相手の言葉を繰り返して傾聴していることを示し、お子さんと同じような言葉づかい、表情、しぐさをしていきます。つまり、相手に合わせるようなコミュニケーションです。
お子さんはだんだんと心を開いてくるので、そこで今度はあなたがリードする番です。大人の、熟練したコミュニケーターとして、慎重に言葉を選び(単に迎合するのとは違います)、相手の共感を得ながら、こちらの要求・要望を伝えます。お子さんがよい反応を示さないときは、まだコミュニケーションが足りないのです。少し前に戻って、信頼感・安心感を与えられるように、やり直します。
ときには忍耐戦になるかもしれません。その戦いに勝つために、冷静さと鋭い観察眼をキープしましょう。

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