実現しやい目標と実現しにくい目標

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実現しやい目標と実現しにくい目標

勉強でも仕事でも、習い事であっても、やる気を出すためには目標設定が効果的です。目標を設けず、思いついたことからやっていては、すぐにやる気を失ってしまいます。
目標なら何でもいいわけではありません。実現する可能性が高い目標と、そうではない目標があります。実現の難易度を最初に思い浮かべると思います。途方もない目標を設定しては、ものすごい時間を要したわりには実現に程遠い、ということになりかねません。現時点で、努力をすると実現できそうなレベルを最初の目標に置くべきです。

 

実現の可能性を高めるために、難易度以外にも大事な項目があります。

1つ目は目標の表現方法です。「テストで悪い点数を取らないようにする」というような否定文で表してはいけません。人は否定文に接するとき、まず肯定的な状況を頭に描き、それからそれを否定します。たとえば、「ピンクの像を想像してはいけません」と言われたとき、一瞬、頭の中にピンクの像が見えましたよね?そのイメージが記憶に残り、ネガティブな効果をもたらします。

 

2つ目は目標が自分自身が主体となっていることです。「お母さんや先生に褒められたい」というものは、他人に依存する部分が大きく、自分が努力しても、結局は他人頼み、ということになってしまいます。褒められるために、自分で何をどうするかが目標になります。

 

3つ目は具体的に表現すること。”いい成績”では分かりません。テストであれば点数、成績であれば評価の数値が目標になります。抽象的な表現で、あいまいなレベル設定では、それが実際に達成されたどうか判断できません。「前回よりは上がったけど、物足りない」というように、達成感を感じられないこともあります。目標は数値化するのが原則です。しかし、「リスニング力をつける」や「語彙力をつける」といった、数値に表しづらい定性的なものもあります。そのようなときは、現在(以前)と比べて、どのくらい向上したかを測る目安が必要です。「聞こえてなかったナレーションが分かった」というものも判断材料になるかと思います。

 

4つ目はその目標を達成することで、逆にデメリットになることがないか、きちんと確認することです。一生懸命に勉強することで、それまで楽しんできた悪友とのオンラインゲームをやめざるを得なくなり、仲の良い友だちを失うと心配になるかもしれません。事前に何らかの対応をしておくことが必要です。「土曜日の午後は勉強に集中したいから、その時間帯だけはダメな」と言っておけば、分かってくれるはずです。

 

5つ目です。今度は目標が達成されたあとのことです。目標としていた状況が実現できて、何か悪い影響を自分や周りに与えないかを、今一度考えます。成績が上がって、良くないことは起こらないと思いますが、たとえば、勉強を維持するためにお母さんに過大な負荷をかけていては、あまりうれしくはありません。そうならないように、最初から考えておきます。

 

どうせがんばるのでしたら、目標は実現させたいですよね。そうならば、少しでも実現しやすくするように工夫することも、努力の一つではないでしょうか。

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