目標の具体化と抽象化のメリット

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目標の具体化と抽象化のメリット

やる気を出すために目標の設定が必要という話をしてきました。目標は何でもいいわけではなく、実現の可能性の高い目標設定と、そうではない目標設定があることもご紹介しました。目標はできるだけ具体的に表現します。具体的であれば、目指すゴールが明確になり、達成基準が示されているので、そこに向かってがんばろうという意欲が起きるのです。単に「速く走りなさい」というのと、「〇秒以内で走りなさい」とでは、やる気の強さが違ってくるとは思いませんか?

 

目標の具体化においては、抽象度によって階層的に考えるとスッキリします。何かを成し遂げたいと願うとき、最初に思いつくことは、抽象度が高いか、具体性が高いかを意識する必要があります。たとえば、「高校に行きたい」という思いが先に来るか、「数学のテストで前回より20点アップする」という思いが先に来るかです。後者は達成すべき内容が具体的であり、そのために何をすべきかが考えやすいです。それに比べて、前者は「高校に行く」という目標を達成する前に、「学力をつける」や「成績を上げる」といった達成すべき別の目標があるはずです。また、「学力をつける」という目標は「学力テストでSSが〇〇以上」という目標が先にあります。さらに、その前にはどの教科をどのくらい勉強するといった目標が必要です。、

このように、目標の抽象度が高いままだと、何をすべきかが分からず、行動を起こせずにいるか、あるいは闇雲に行動し、なかなか目標に近づかないということになります。
目標が抽象的だ、あいまいだと思ったら、少しずつ具体化してみてください。そして、「明日は○○をする」といった明確な行動計画が立てられるかどうかを確かめてください。

 

具体的な目標は行動に移しやすいので、すぐにでも着手できます。それはすばらしいことですが、さらに意欲的に取り組むには、目標の先を考えることが効果的です。「次の数学のテストで、80点を取る」と目標を決めたとき、その先には「数学の評価を1ランク上げる」があると思います。さらに「内申点を○○点アップする」、「○○高校の合格圏内のSSを取る」、「○○高校に合格する」とつながっていきます。
目の前にあるゴールラインの先に、実は本当に目指すところがあるはずです。それに気づくと、意欲は倍増するはずです。

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