帰宅後のダラダラをやめるには

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帰宅後のダラダラをやめるには

学校かから帰ってきて、制服を脱ぎ散らし、手は洗ってからおやつ探し。おやつを食べたらソファでうたたねをし、起きたと思ったらスマホをいじっている。毎日毎日、同じパターン。「先に宿題をやってしまいなさい」と言われても、グズグズしていて、結局夕食の時間になる、という感じの子は多いと思います。聞いてみると、宿題をやってしまいたい気持ちはあるようですが、なかなか体が動かないそうです。

 

人は日常の行動をパターン化しやすいのです。普段の生活で、仕事や家事の順番が決まっていませんか。毎日同じ順番で作業を繰り返します。
もし、パターンを決めずに、次は何をしようかといちいち考えていたら、疲れてしまいますよね。行動がパターン化するのは、自動的に作業を連続することで、身体的・精神的な負荷を和らげる作用があります。そして、いろいろ順番を試している中で、現在のパターンが最も効率が良いと無意識で判断したので、それを続けているのです。

 

効率を上げるためのパターン化ならいいのですが、自分にとっては良くないこともパターンにしてしまうことがあります。冒頭の子どもの行動も、頭では「宿題を先にやったほうがいい」と考えていても、いつものだらだら行動のパターンから抜け出せなくなっているのです。
他人からすると、単純に「パターンを変えればいいじゃん」と思うかもしれませんが、簡単に変えられない心理状態がそこにあるのです。

 

同じパターンを繰り返すと、同じ結果になるのは当たり前のこと。違う結果を得たいのならば、行動プロセスを変えることが必要なのも自明。では、どのように変えていくか、です。上述の子どもの例で考えてみましょう。

 

人の行動には心の動きが影響します。心の動きを促すのは感覚器、すなわち五感です。つまりどのように感じたり、考えたりしているかに注目します。

 

制服を脱いで、それらが散らかっているのを見たとき(視覚)、片づけるのが面倒だと感じました(感情)。お腹が減っていることに気づき(体感覚)、何か食べたい(体感覚)と思います。おやつを食べたら眠気が襲ってきて(体感覚)、目が覚めたらスマホのランプが点滅していて(視覚)、友だちとSNSでメッセージ交換(視覚)、ついでにゲーム(視覚、聴覚)。

たくさん感覚を使用していますが、宿題をするためには、これら以外の別の感覚を利用すると効果的です。とくに、望んでいることが実現したあとの状態をイメージすることは、変化を促すために強く働きます。

床に散らかった制服を見たとき、きれいに片づけられた状態を想像します(内的な視覚)。きれいになった気持ちよさと、「片づけてえらいね」というお母さんの声を心の中で聞きます。これだけで片づける動機が生まれます。
おやつを食べたあとにでも、宿題をやり終えた瞬間を想像します(内的な視覚)。達成感と「やったぁ!」という自分の内部の声を聞きます(内的な聴覚)。

 

振り返ってみてください。何かをしようとして、意欲にあふれているときは、それが実現したイメージを持っているはずです。ゴールが明確なわけです。どこに向かっていけばいいかがはっきりしていない状況では、やる気は起きません。

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