自分と似ている安心感

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自分と似ている安心感

コミュニケーションは言葉だけで行うものではありません。もちろん、使う言葉の意味や印象は重要な要素ではありますが、紙に書いた文字だけでやり取りしているわけではないので、他の要素もたくさんあるはずです。会話には言葉以外に、その言葉を発するときの声の大きさやトーンであったり、そのときの表情やジェスチャーなど、いろんな要素が含まれています。
笑顔で「ありがとう」と言われるのと、仏頂面をして「ありがと」と言われるのでは、印象は違いますよね。このように、コミュニケーションは言葉だけではなく、非言語の要素をもって行っていたのです。

 

非言語の部分がどのくらい重要かは、上記の例でも分かりますよね。良いコミュニケーションを築くためには、非言語にも注意を払わなければならないのです。では、どのようなことに気を付ければよいでしょうか。

 

前々回に、良いコミュニケーションには、お互いの信頼感や安心感が必要だというお話をしました。人は自分の話を聞いてくれる人に対して安心感を抱きます。
そして、もう一つ。人は自分と似ている人に対しても安心感や親しみを抱くのです。似た者同士は通じ合うことが多いのはこのためです。自分と共通する部分が多ければ多いほど、親密な感情が強くなります。

 

もうお分かりですね。相手に安心感を与えるには、相手と同じような言葉づかい、話し方、姿勢や身体の動かし方をすればいいのです。たとえば、相手が椅子に座って足を組んでいれば、同じように座って足を組みます。右左までは気にする必要はありません。足を組んでいるだけでいいのです。または、飲み物を飲んでいるのなら、こちらも飲み物を用意します。
話し方についても、相手が早口で話していれば、こちらも気持ちだけでも早口にします。笑いながら話していれば、こちらも笑顔を見せ、怒っているのなら、こちらも一緒に怒ってみます。
まったく同じことをすると、モノマネされているように感じるので、反対に気分を害することになるかもしれません。随所にちょっとずつ同じ動作や話し方、表情を入れていくのです。うまく相手に合わせてください。

 

言葉は相手の意識に届きますが、非言語の要素というのは相手の無意識に届きます。相手が、自分と共通するものがあると感じるのは無意識なのです。無意識は強力です。頭で認識する意識よりも、数倍の効果があります。
仲の良い親子やカップルは、自然とそれができているのです。もちろん、無意識にです。

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