コミュニケーションは何のため?

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コミュニケーションは何のため?

よいコミュニケーションを築くことは本当に難しいものです。それは、たとえ親子においてもです。こちらの言いたいことを分かってくれなかったり、相手の本音が分からなかったり。表面上は仲良く会話をしていても、お互いの意図を理解し合えないことはしばしばです。

 

ところで、コミュニケーションはなぜ必要だと思いますか?コミュニケーションの目的とは何でしょうか?

 

コミュニケーションを取る理由の一つには、「人間関係を良好に保つ」ということがあります。無人島でたった一人で生きていくのでなければ、必ず誰かと人間関係は生まれます。家族であろうと、仕事先の同僚・上司・部下・顧客・取引先であろうと、近所の人であろうと、さまざまなお店の人であろうと。よい人間関係を築いていると、快適に社会生活を楽しめます。この「快適な社会生活」こそがコミュニケーションの最大の目的のように思われます。

 

「快適な社会生活」をおくるためには、人と人がお互いに望ましい状態である必要があります。自分が望んでいる状態を作っても、相手がそれを望んでいなければ、お互いにとって「快適な社会生活」ではなくなり、いずれ壊れていきます。双方にとって望ましい状態を実現しないといけないのです。実は、この簡単な図式が意外と認識されていないことが多いのです。それこそが、コミュニケーションがうまくいかない原因なのです。

 

前回のブログまでに、コミュニケーションにはお互いの信頼感・安心感が必要であるというお話をしてきました。相手が打ち解けて、信頼感・安心感を持って心を開いたところから、本当のコミュニケーションが始まります。
相手が望んでいる状態を理解し、自分の望ましい状態とともに実現するためには、お互いに見合っているだけではうまくいきません。双方が望む状態に、あなたが相手をリードしてみてはいかがでしょうか。相手が息子や娘であれば、イメージしやすいと思います。
相手をリードするというのは、こちらの言い分を無理やり通すということではありません。いくら理屈が正しくても、熱く語りかけても、相手が信頼感・安心感を持って心を開かない限りは、聞いてくれないばかりか、逆に心を閉ざしてしまいます。相手をうまくリードできないときは、さらにたたみかけるのではなく、一歩引いて、もう一度信頼感・安心感を得るようにしましょう。

 

「もっと勉強をしたほうがいいんじゃない」
「分かってるよ」
「分かってるなら大丈夫ね。もしがんばったら、どうなるかしら?」
「テストの点が上がるかも」
「きっとそうね。前よりいい点数を取ったら?」
「成績が上がって、先生から褒められると思う」
「すごいじゃない。そうなったらママもうれしいな」
「勉強しようかなぁっと」
「あとでおやつ持ってくね」

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