声かけでやる気を引き出す

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声かけでやる気を引き出す

今週から冬休みですね。休みに入ったばかりは少しのんびりさせてあげようと思っていたら、そのままズルズルと過ごし、大したこともしないまま、冬休みが終わってしまったということはよくあることです。「こんどこそは!」と何とかやる気を出させたいというお母さんも多いのはないでしょうか?

 

やる気とは心理学では「動機」にあたります。何かを成し遂げたいという気持ちです。そういう気持ちは「欲求」から導かれます。学ぶことに関する欲求としては、「知的好奇心」と「有能さへの欲求」があります。有能さへの欲求とは、「もっとできるようになりたい」などというものです。有能さへの欲求を引き出せれば、やる気は起きるということです。
また、欲求はしぼむだけで、なくなることはありません。刺激があれば、活性化します。つまり、適切な刺激を与えてあげると、やる気が起きるのです。

 

知的好奇心と有能さへの欲求を引き出す刺激にもさまざまありますが、知的好奇心については、好きな教科や興味がある分野から探りを入れるのがよいでしょう。有能さへの欲求については、志望校に入るための学力をつけたい、数学のチャンピオンになりたい、良い成績を取りたい(その結果、褒められたい)などがあり、どこを刺激するかは子どもを見ていると気づくと思います。

 

刺激を与えるには、声かけも重要な要素です。声かけのしかた次第で結果が変わります。
小学校低学年の子どもに対しては、具体的指示を与えたほうが学習行動を起こしやすくなります。「これができるようになったらすごいね。何か買ってあげようかなぁ」などです。しかし、小学校高学年から中学生になると、具体的指示はかえって抵抗や反発を招くことがあります。詳細な指示ではなく、やや抽象的な(あいまいな)表現を使うことで、子ども自身が意味づけをし、ポジティブに受け取る可能性が高まります。

 

「やらなきゃいけないときは、いつもがんばってきたよね。うまくいったこともたくさんあった。いま、やらなきゃならないことってある?きっと、これまでと同じようにできると思うわ。もしかすると、もっとうまくいくかも」

どうにでも受け取れる表現です。何かについて具体的に述べているわけではありません。これを言われた子は、ある成功体験を思い出し、そこから自分自身で欲求を膨らまし、動機を得られるようになります。このプロセスこそが、モチベーション(動機づけ)なのです。

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