己を知り、人を決めつけない

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己を知り、人を決めつけない

ここまで、人はだれでも行動・思考パターンを持っているというお話をしてきました。
ある人の行動・思考パターンは1つとは限らず、状況によって異なるのがふつうです。たとえば、勉強のときは失敗や困難を恐れる”問題回避型”だけれど、部活ではひたすら目標に突き進もうとする”目的志向型”の傾向が強いという子もいます。また、職場では仲間を巻き込んで活躍する”外向型”のパパは、お家では一人趣味に没頭する”内向型”の傾向があるかもしれません。

 

また、2つのうちどちから一方ということでもありません。両方の行動・思考パターンが見られるけれども、おかれている状況によって、どちらかが少し強い傾向があるということもあります。

 

ですので、人を少しの間だけ見て、「この人は○○型だ」と決めつけるのは適切ではありません。
日本人は何かにつけ、決めつけるのを好む傾向があるような気がします。「あの人は血液型がB型だから…」というのは、その典型です。日本人全員が4つの型にあてはまるわけがないですよね。

 

コミュニケーションにおいて大切なのは、相手のパターンに気づき、それに合わせることで、より効果的な交流ができるということです。たとえば、”目的志向型”の人には「~に近づくね」や「~が得られるね」などの言葉を使い、”問題回避型”の人には「~しないように」や「~を解決する」などの言葉を使えば、相手はあなたと話していて心地よく感じるでしょう。あなたの言うことを聞いてくれやすくなります。

 

また、自分自身に対しても効果を上げることもできます。自分の行動・思考パターンを知っていれば、うまくいかないときは、別のパターンを試してみるのです。たとえば、仕事の目標だけが気になっていて、うまくいかないときは、今ある問題や起こりうる問題に目を向けてみるのです。反対に、細かな問題にばかり目が行ってしまっているときは、本来の目標に目を向けます。
己を知ることは大事ですね。

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