無意識が発する”サイン”

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無意識が発する”サイン”

質の良いコミュニケーションとは、お互いに心を開いて、信頼感や安心感を持てることで、本音を言えて、喜怒哀楽を共感できるやり取りと言えます。つまり、お互いに心を開いているということが前提になります。
「○○さんには心を開いて話ができます」
このように言える信頼のおける人はいらっしゃいますか?もちろん、家族には心を開いているでしょうし、友人や仕事仲間にもいらっしゃると思います。そのような人たちに会って話をするとき、最初から最後まで、同じ程度で心を開いているとは限らないのではないでしょうか?

 

信頼している人に会ったときにも、まず気になるのが、相手が今どんな気分なんだろう、ということです。あまり深く考えないで、一瞬で相手の気分を察していると思います。それは相手の表情だったり、しぐさだったり、言い方だったり、服装だったり、いろんな要素を一瞬で捉え、気分がよさそうだとか、機嫌が悪そうだとか、具合が悪そうだとか判断していませんか?
会話を始めても、常に相手の表情やしぐさ、声、言い方を感じながら会話を進めているはずです。
そして、特に自分と相手の気分が一致していないとき、両者とも心を開ききっているとは言えないでしょう。そういうタイミングでは、本音の話はしづらいものです。困っていることを相談しようと思っていたのに、相手も何かに困っているようだと、話を切り出せないですよね。

 

この人は信頼できる、一緒にいると安心感を持てると思っている人であっても、いつも心を開いているわけではないのです。

 

それでは、心を開いているタイミングが分かればいいですよね。心を開く、心を閉じるというのは無意識で行われるものです。言葉に出して、「今、心を開きましたよ」などと言ってはくれません。しかし、無意識で起きていることは、逆に人の表情や動作、言葉使いに出やすいのです。無意識なので、表情や動作などをコントロールできないのです。思わず出ちゃう、というやつです。それを見逃さないようにすれば、心の開け閉めのタイミングを計ることができます。

 

よく言われているのが、腕や足を組む動作は防御を表しています。こちらの内情を探られたくない、あまり深入りしたくない、少し話の距離を置きたいといった気持ちになっている場合が多いです。そんなときに、込み入った話を持ちかけても、あまりいい反応は得られないでしょう。
興奮したり、気分が高まっているときは、声が大きくなったり、早口になったりします。楽しいときは笑顔になったり、おもしろくないときは眉が寄るかもしれません。

 

しかし、誰もが同じように振舞うわけではないということに注意しなければいけません。
楽しいと笑顔になる人もいれば、口角をちょっとだけ動かす人もいます。うちの生徒の中には表情は変わらないけれど、動作が活発になる子がいます。「ああ、楽しく勉強できているんだな」と思って見ています。
人によって、感情と結びつく表情や動作、言葉使いは異なると思っていたほうがいいのです。そうなると、普段の表情や動作、言葉使いを知っていなければなりません。それらを知ったうえで、感情の変化が起きたときにどのようにそれらが変化するかを捉えるのです。大事なのは普段との比較です。

 

言葉は意識が発するものです。したがって嘘をいうこともあります。「大丈夫」と言っても、不安でしかたがないときもあります。「楽しかった」と言っても、本当はつまらなかったのかもしれません。
言葉を文字通り受け取るだけではなく、無意識から発せられる”サイン”に気づいてください。

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