いい加減にしなさい!(またやっちゃった)

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いい加減にしなさい!(またやっちゃった)

新型コロナウイルスの影響で、家族全員がお家で過ごす時間が増えています。ほぼ24時間一緒にいるというお家も多いのではないでしょうか。今までになかった状況なので、みんなが多少の無理をしていることでしょう。特にお母さんは家事が増えて、それだけでもストレスを感じていると思います.

 

「お昼、何食べるの?」
「お腹空いたのね。何か作ってあげるね」
「ぼく、ホットケーキがいい」
「昨日食べたじゃない。好きなものばっかり食べてちゃダメ」
「今日もホットケーキがいい」
「栄養が偏ってしまうから、今日は違うものを食べようね」
「やだぁ、ホットケーキ作って」
「今日はがまんしようね」
「やだ、やだー。ホットケーキが食べた―い!」
「いい加減にしなさい!お母さん、もう何も作らないから!」

お昼ご飯をめぐる、お母さんと子どもの会話です。似たような状況はどこにでもあるのではないでしょうか?お母さんはイライラを爆発させ、さらにストレスフルになります。これを毎日繰り返していたら、本当にどうかなってしまいそうです。何とかしたいですが、子どもを変えようと思っても、すぐには変えることができません。それよりもお母さん自身の感じ方を切り替えてみましょう。

 

心の状態は大きく分けて3つあると言われています。私たちの心は、自分の行動、思考、感情をコントロールし、性格や行動特徴として表れます。3つの状態とは、「親」、「成人」、「子ども」と名付けられています。「親」は子どものときに自分を育ててくれた両親、あるいはそれと同じような役割の人たちの考え方、感情、行動をそのまま自分の中に取り入れた部分です。決まりや道徳、価値観などが入っています。
「成人」とは、今ここで起きていることを冷静に判断する、理性的な部分です。
「子ども」は、自分が子どもの頃に経験した、感情、行動、思考をそのまま保存している部分です。子どもの頃の感覚や感情、好奇心や直観力などを、大人になってもなお持ち続けているのです。
さらに「親」には2つの状態があって、1つは規則や義務、道徳を担当する”父親的”な状態と、愛情や保護といった”母親的”な状態があります。
「子ども」にも2つの状態があり、従順で素直な良い子の部分と、自由奔放で天真爛漫な部分があります。

 

この分類に従って、前述のお母さんと子ども会話で、お母さんの心の状態を見てみましょう。

「お昼、何食べるの?」
「お腹空いたのね。何か作ってあげるね」(母親的な状態)
「ぼく、ホットケーキがいい」
「昨日食べたじゃない。好きなものばっかり食べてちゃダメ」(父親的な状態)
「今日もホットケーキがいい」
「栄養が偏ってしまうから、今日は違うものを食べようね」(成人の状態)
「やだぁ、ホットケーキ作って」
「今日はがまんしようね」(従順な子どもの状態)
「やだ、やだー。ホットケーキが食べた―い!」
「いい加減にしなさい!お母さん、もう何も作らないから!」(従順な子どもの状態)

最後のお母さんの発言は、決して”従順”ではないですが、従順な子に課されたルールに反応していると考えられるので、従順な子どもに分類できます。

お母さんがついにキレて会話が終わりましたが、お母さんも子どももあと味の悪さを感じてしまいます。「あーあ、また怒ってしましまった」と後悔をしますが、また同じような会話を繰り返すというのは、経験からみなさんもご存知でしょう。

 

この心の状態は無意識のうちに変わっていきますが、トレーニングによって意識的に変えることもできます。「子ども」の状態に入りそうだなと思ったら、少し深呼吸をしてから、「成人」の状態になろうとがんばります。冷静に、どうしていけないのか、代替案を示して、根気強く話します。すると、子ども納得するはずです。あるいは、自由奔放な「子ども」の状態に入って、「お母さんはお好み焼きが食べたいなぁ。みんなで作らない?」と言ってみるのもいいと思います(お好み焼きが栄養的にいいかどうかは別ですが)。

人の心は難しいです。自分自身でもコントロールできないこともあります。でも、自分の心の状態と、自分が入りやすい心の状態を知っていると、トラブルを回避する方法が見つかるものです。

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