テストの結果を責めるより、将来を考えさせる

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テストの結果を責めるより、将来を考えさせる

これまでにも、勉強のやる気を出すためには目標が必要、さらに将来はどういうことをして生きていきたいかにつながる、勉強の目的を持つことが大事という話をしてきました。中学生では、まだ具体的に高校卒業後はどうするか、将来はどんな職業につくかなどを決められないことが多いものです。決めたとしても、子どもっぽいイメージだったりします。しかし、それらは無駄な考えなんかではなく、将来のほうを向くというのは、今を充実して生きるためにも非常に大事なことなのです。

 

悪い成績を取ったとき、「何をやっていたの!」「だから勉強しろって言ったじゃない!」「いつもと同じ。高校はあきらめる?」などと、つい言ってしまうかもしれません。勉強をしなかったとか、テストが悪かったというような、過去の行動や結果を問い詰めて、そこに気づきを得てくれたらという願いがあると思います。しかし、過去から一気に未来に向かう思考は簡単ではありません。何段もの思考のステップがあり、中学生には少し難しいかもしれません。

 

過去は過去。変えられない事実として置いておきます。さあ、これからどうなりたいか、どうしたいかを考えましょう。「本当はどんな成績を取りたかったの?」「成績が上がったら、どうしたいの?」、そして「どんな子になりたいの?」と問いかけます。すぐには答えられないかもしれません。しかし、必死で考えるはずです。
子どもの出した答えに満足できないときもあるでしょう。「まだまだ甘い」そう感じることも多いと思いますが、子どもががんばって出した答えは一旦きちんと受け止めましょう。「あなたはそう思うのね」自分の答えを聞いてくれたことで、信頼感が高まります。もう少し考えてほしいときは、「その次はどうしたいの?」とその先をイメージさせます。そして「そのとき、どんなふうに感じるだろう?」と聞いてみてください。将来のなりたい自分になり切るのです。
気が付いたら、そこには今までとはちょっと違うお子さんがいるかもしれません。

 

最近は高校入試で、面接を課す学校が増えてきました。そこでよく見られる質問に、「どうしてこの学校を選んだの?」「この学校で何をしたいの?」「高校卒業後に何をしたいの?」などがあります。すべて未来志向の質問です。受験が近くなると、中学校でも面接の練習をしますが、未来志向の質問にうまく答えられない生徒が多くいます。それは、普段から将来、未来のほうを向いて考える習慣がなかったからではないでしょうか。

 

お母さん、お父さんのちょっとしたサポートが、子どもの思考のしかたを変えられるとしたら?
そして、「どういう人間になりたいの?」が考えられる子どもになれたら、すばらしいとは思いませんか?

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