夢への最初の一歩を考える

前回、将来何がしたいか、どんなことを達成したいかをイメージすることで、”夢の芽”を育てるというお話をしました。イメージを膨らませているときは、それが実現可能かどうかは考えなくていいのです。自由にアイディアを出すことが大事です。

イメージが生まれたといって、そのままにしていては、すぐに消えていってしまいます。ここから、それをどのように実現するかを考えなければなりません。やりたいことがあっても、なかなか行動に移せないという人は、「なにをしなければならないか」を考えるのが苦手な人です。ただ心に夢を描いているだけでは、実現できません。やるべきことはたくさんあるはずです。

行動計画を考える前に、過去の成功体験を思い出しましょう。これまでに精力的に行動し、達成したいことをやり遂げた記憶を呼び起こしてください。努力の大きい小さいはあっても、誰にも一度や二度はそんな経験があるはずです。そのときのことをできるだけ詳細に思い出します。自分の一生懸命にがんばっている姿を、頭の中のスクリーンに映します。やる気に満ちていて、アドレナリンが出まくっていることでしょう。そのときの気分もよみがえってきます。その気分をキープします。

行動計画を考えます。まず、3段階くらいのざっくりとした行動計画を考えます。第1段階は「最初になにをする」「なにをしている状態になる」です。第2段階は「軌道に乗ったときになにをする」です。最後は「夢を実現する行動」です。これらを考えるときは、必ず実現可能だと信じることが重要です。考えた行動の良し悪しは、あとで検証します。思いついた案をいちいち良いか悪いか考えていたら、先に進みません。全体像を作ることを優先します。
たとえざっくりでも、何をするかが明確になれば、気持ちは動きます。

会社にもアイディアマンの人と、行動計画を作るの得意な人がいるはずです。そのような人たちが協力して活動すると、目標を達成する可能性が上がります。