条件反射でやる気を起こす

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条件反射でやる気を起こす

あなたは、「よし、がんばるぞ!」というときに、頭の中で流れる曲があったりしますか?たとえば、“ロッキーのテーマ”とか、“トルコ行進曲”とか、“Go west”とか。旋律に合わせて、気持ちが高ぶってきますよね。
あるいは、ラッキーアイテムや勝負○○という品物を持っていたりしますか?ここぞというときに、それを身につけていると、なぜかできそうな気がしてきます。

 

ラッキーアイテムが何かのエネルギーを放出しているわけでもないでしょうし、実際にその曲をかけたとしても音の振動が筋肉や脳の細胞に何らかの作用をしているとは考えにくいです。それにもかかわらず、意欲が増してくるのは不思議なものです。
しかし、その品物を見たり触れたりすることや、曲を聞くことが刺激になって、あなたが反応していることは確かです。

 

刺激によって反応が起きる例としては他にも、レモンを見ただけで唾液が出てくる、昼休みのチャイムが鳴るとお腹が減る、香水の香りで昔の彼女を思い出す、など身の回りにはたくさんあります。これらは、生理学における条件反射の一種です。発見のきっかけになった、パブロフの犬の実験は有名ですね。

 

これを利用して、やる気を出したいときにやる気を出せるようにすることができます。

 

特定の刺激(ラッキーアイテムやロッキーのテーマ)によって一定の反応を起こすには、刺激と反応を何度も繰り返し与えることが条件になります。刺激のインパクトが大きければ効果も上がります。
これまでの経験の中で、がんばってうまくいったときに、ロッキーのテーマが流れていたか、曲を思い出したことが何度かあったのでしょう。ラッキーアイテムについても、それを身につけているときに何かに成功したことが複数回あり、ことさらその経験が強く記憶されたのだと思います。

 

勉強にやる気がないわが子を奮い立たせるために、この刺激と反応を利用します。

まず、今までもっともがんばって成果を上げた出来事を選びます。勉強に関することのほうがいいですが、スポーツや習い事に関することでも構いません。そのことを思い出すだけで、自然と笑顔になるような経験であればOKです。

次に刺激です。音楽や食べ物なども利用できますが、学校では使えません。授業中やテスト中でも使えるものがよろしいでしょう。たとえば、耳を引っ張るとか、鼻をつまむとか、手の甲をつねるとか。なるべく、普段のしぐさの中ではやらない動作を選んでください。

そして、成果を上げた出来事を思い出します。できるだけ詳細に思い出してください。思い出をたどるうちに、だんだんと気持ちが良くなっていくのは、表情を見ていると分かります。気持ちが最高になる直前くらいのところで、選んだ刺激を与えます。間に少し休憩を入れながら、何度か繰り返してください。少し気持ちが落ち着いたところで、あらためてその刺激を与えます。刺激によって、例の最高の出来事が頭によみがえってくるはずです。同時にワクワクするような気持ちになり、何でもうまくできるような気がしてきます。

まだ反応が弱ければ、記憶の再生と刺激を繰り返します。

 

刺激によって良い反応が起きてくるようになれば、あとは自分一人でもできるようになります。「がんばらないと」と思うときにはいつでも、自分で刺激を与え、やる気を起こすことができます。

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