嫌な記憶を弱める方法

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嫌な記憶を弱める方法

嫌な思い出、記憶というのは、誰にでもあるものです。何年、もしかしたら何十年経っても、まだ忘れられない忌まわしい思い出があるかもしれません。
先生にみんなの前で怒られたこと。友だちとケンカしたこと。私にもいくつかあります。宿題をやったのに、それを家に忘れてしまい、休み時間に取りに行ったのですが、途中でそれを川に落としてしまった。そのことを先生に言ったら、怒られはしなかったけれど、信じてくれてないなと感じました。何十年も前の出来事のシーンを、まるでビデオを見るように、頭の中で再生することがあります。悲しい、残念、悔しい思いがよみがえってきます。

 

嫌な記憶によって、一時的に気持ちが落ち込むのでも辛いですが、そのことがトラウマになって、本来できることができなくなっていたとしたら、それは何とかしなくてはなりません。人生の損失です。

 

嫌な気持ちになったとき、よく「何か楽しいことを考えてみて」と言われることがあると思います。「うん、やってみる」と返事をしても、心の中では「そんなに簡単に切り替えられるわけないでしょ」などと反発したくなったりしませんか?ちょっとやそっとの楽しい記憶で、スパッと切り替えられたら苦労はしません。

 

ポイントは、その「ちょっとやそっと」なのです。嫌な思い出がずっと続いているということは、それだけインパクトが大きかったということ。大きなマイナスの記憶に対して、ちょっとしたプラスの思い出では歯が立ちません。
そうです。そんな大きなマイナスポイントには、それに匹敵するくらいのプラスポイント、これまででもっともワクワクしたり、サイコーと叫びたくなるような思い出を持ってこないといけません。

 

しかし、ポジティブな記憶は、ネガティブな記憶よりも、少々パワー不足だと感じる人がいるかもしれません。「私って、薄幸だから…」そうではありません。ちゃんと計測することができたら、ポジティブな記憶も同じくらいあるはずですよ。人はなぜか、ネガティブなものに引っ張られがちです。
どうしても、プラスのパワフルな記憶が見つからないときは、2つあるいは3つと、数で勝負しましょう。「あれと、あれと、あれは楽しかったなぁ」と、少し時間をかけてじっくり思い出してみます。

 

ネガティブに打ち勝つほどのポジティブな記憶が見つかったなら、前回お話ししたように条件反射を使って、ある刺激を得たときに、最高の気分になれるように、身体と脳に記憶させます。何回かやってみて、条件反射が起こるようになったように感じればOKです。
例の嫌な記憶が頭の中を占有し始めたら、その刺激を与えます。プラスとマイナスが打ち消され、より大きなプラスが勝れば、以前のような気分の悪さは感じづらくなるでしょう。

 

人の体や脳は複雑ですが、ちょっとしたことが、まるで”民間療法”のように、じんわり効いてくることもあるのです。

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