視点が変わると気持ちも変わる

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視点が変わると気持ちも変わる

私たちのさまざまな考えや思いは、その人自身のものの見かたや視点を通して浮かんでくると言われます。自分オリジナルの経験から生まれたそのような視点は、特殊なフィルターがかかったように、特定のものだけが見えるようになります。だから人それぞれ考え方や思いは違うのです。ものの見かたというのは、ちょうど自分が持っている窓枠から外を眺めるようなものです。窓枠にはその人特有の特殊なフィルム(フィルター)が張ってあって、景色の見え方が人とは違うのが普通です。

ただ、やっかいな窓とフィルムを維持していると、いつもネガティブな考えや思いしか浮かんで来ないかもしれません。その窓とフィルムに気づくことができれば、ものの見かたを変えることだってできるはずです。

「数学が全然分からなくて、手が着きません。」
数学がすごく苦手で、八方ふさがり感に陥っている生徒がいます。数学なんて勉強する気にもならないし、世の中からなくなればいいと思っているようです(そうはいきません)。
そんなとき、どのように声をかけますか?

「継続して勉強してたらできるようになるよ。」
「他の教科をがんばったらいいよ。」

それではなかなかやる気にはならないでしょう。継続できないから困っているのですし、他の教科は関係ありません。
こう言ってみてはどうでしょう。

「それって、学力を伸ばすチャンスだよね。」
分からないからこそ、伸ばす余地があるということです。そこそこできていたら、さらに伸ばすことは難しいかもしれません。

「お母さんがうるさくて、嫌になっちゃう。」
毎日怒られているみたいです。怒られるにはその原因があるはずなのですが…。
こんなときはどのように声をかけますか?

「気にしなくていいよ。聞き流せば。」

そうは言われても、耳に入ってきますので、聞き流すことなどできません。そもそもそんなことができていれば、嫌にはならないでしょう。そこで、こう言ってみます。

「お母さんから大切に思われてるんだね。」
大切だからこそ、お母さんは一生懸命導こうとしているのでしょう。そうじゃなければ、何も言わないはず。

 
自分が経験する出来事そのものは変わりませんが、自分の窓枠とそこに張ってあるフィルムを変えると、受け止め方も変わります。現実に対して文句を言っても何も変わりません。それよりも、自分の見かたや視点を変えることで、気持ちを変えていったほうがずっとポジティブに生活できるようになるはずですよ。

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