アイディアと計画とチェック

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アイディアと計画とチェック

新学期をひかえて、目標の立て方についてお話をしてきました。目標を具体的に立てることで、モチベーションが増し、達成しやすくなります。しかし、目標を立てるためには、そもそも”何をしたい”かがはっきりしていないといけません。何をするのかが決まらなれば、目標など立てようがありません。

何かを実行に移すとき、次の3つのステップがあります。
①アイディアを出す
②実行計画を立てる
③問題点を見つける

これらがバランスよく機能しないと、物事を実行に移すのが難しくなります。誰でも何かをしようとするとき、自然とこれらのステップを実行しているのです。ところが、うまくいかないということがしばしばありますよね。それは、人によって各ステップの得手・不得手があり、得意のステップに重心を置きすぎてしますからなのです。

 

アイディアを出すのが得意な人がいます。「何をどうしたいか」「結果的にどうなりたい・したいのか」、楽しいアイディアが次から次へと浮かんできます。それが実現可能かどうかなど考えていません。ただただ、自由な発想でワクワクするようなアイディアを出してきます。聞いているだけで、こちらも楽しくなってきます。

また、実行計画を立てることが上手な人がいます。旅行に行くときなど、何日の何時にどこに行くというように、きちんと予定を立てます。それが得意ではない人からすると、とても大変な作業のように見えるのですが、実際はちっとも苦になりません。しかし、計画の小さな”穴”には気づかないかもしれません。

そして、問題点を見つけるのが得意な人がいます。リスクを評価することができます。ときに、「人(の言うこと)の欠点ばかり言って。」と煙たがられることもありますが、いじわるで言っているわけではありません。また、人のことを指摘しているのでもありません。自然と、そこに潜んでいる問題点に気がつくのです。

 

各ステップが得意な人が集まれば、何でもうまくいきそうな気がします。しかし、個人で行動を起こそうとするときはどうしたらいいでしょうか。”一人三役”を演じるのです。
全部が苦手という人はそういるわけではなく、どれか1つでも”好き”と思えるステップがあるはずです。それはあなたの長所です。これからもその能力を伸ばしていきましょう。
問題は、”得意ではない”ステップについて、どのようにすればよいかです。実行計画を立てるのが苦手な人に、ただ単に「さあ、計画を立てて」と言っても簡単にはできません。

もし、計画を立てるのが苦手と思っているなら、逆に計画を立てるのが得意な人を”演じて”みましょう。現実的にものを見ることができる人です。イスに深く座り、視線はまっすぐ前に、上体はやや前かがみにしてみます。そして、以前にうまくできた計画のことを思い出します。「できそう」と思い始めたら、アイディアをどのように実行に移すか考えます。

アイディア自体がうまく思いつかない人は、イスに少し浅めに座り、頭と視線はやや上向きにし、リラックスします。横に寝そべってもいいかもしれません。そして、自由に発想します。「こんなの無理」などと考えません。楽しいことだけを考えましょう。

実行計画がある程度できたら、今度は”批評家”の出番です。イスの場所をずらしてから深く座り、視線はやや下向き、腕や足を組んでみましょう。計画の一つひとつを吟味します。「無理はないだろうか、こういう場合はどうするのか」というように、自分自身との対話をしながら計画をチェックします。

 

これらの3つの役割を使い分けることが大事です。一つの役をやっているときは、完全にその役になりきります。途中で入れ替わってはいけません。また、誰か”1人”がいなくてもうまくいきません。アイディアを出す人、計画を立てる人、問題を見つける人の役を順番に繰り返してみます。そして”3人”とも納得のいくまで続けます。
役になりきることで、その役の”仕事”に集中でき、良い考えが浮かんでくるはずです。

 

どうでしょう?将来への明るい道が見えてきたのではないでしょうか?

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