あんな風に振舞えたらなぁ

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あんな風に振舞えたらなぁ

前回はドリーマー、リアリスト、クリティック(批評家)の”一人三役”を演じることで、ものごとをうまく実現させる道筋を立てることができるというお話をしました。ドリーマー(夢想家)が思いついたワクワクするような夢を、リアリスト(現実家)が具体的な行動計画に落とし込み、その計画の弱点をクリティック(批評家)が見つけるというように、単なる夢を現実のものにするための発想の手順があります。
しかし、いくらリアリストを装っても、普段から苦手にしている行動計画を立てることは簡単ではありません。

 

ところで、学校や職場に、自分はうまくできないことを、上手にこなしている人はいませんか?
たとえば、話すのが上手で、自分の考え・意見をはっきり言えて、いつも笑顔でいて、友達や同僚から好かれている人がいたとしたら、「あんな風にふるまえたらなぁ。」などと思ってしまうかもしれません。「自分にはとてもできないな。」とあきらめてしまってはいないでしょうか?

 

人は育った環境がそれぞれ違うので、まったく同じことができなくて当然です。しかし、他人がすることを見て、そこから学ぶことは可能です。
小さな子どもが突然、大人っぽいことを言って驚いたことはありませんか?お父さんはびっくりして、「お前、ママそっくりだな。」と言ったりします。そうです。子どもはお母さんの口ぶりを真似しているのです。言葉を覚える過程では、両親の言葉を真似します。「パパ、ママ」「まんま」などの言葉を何度も言ってあげると、それを聞いた赤ちゃんは真似をします。そうして言葉を覚えていきます。じつは英語の学習も、同じプロセスで上達することができるのです。

 

「あんな風にふるまえたらなぁ。」と思ったら、その人の話し方、立ち振る舞い、表情をすべて真似してみるのです。まずは無条件に取り入れて、必要がない部分は取り除けばいいのです。
まず、その人が行動しているところをイメージします。できるだけ細かいところまで再現して、それを頭の中でよく観察します。次に、その人とあなたを置き換えます。あなたがあたかもその人のようにふるまっているところをイメージするのです。十分にイメージできたところで、今度はそのイメージの中に入り込み、あなたがまさにその行動をしている感覚を味わいます。あなたが見ているのは、その人と同じ行動をしているあなた自身が見ている風景です。そこには、友達や同僚の笑顔が見えているでしょう。
イメージの中で疑似体験することで、実際の経験にオーバーラップして、何となくできそうな感覚が生まれてきます。

さらに、近い将来、そんな風にふるまっているあなた自身をイメージすることを繰り返してください。できそうな感覚がどんどん高まってくるはずです。

 

”一人三役”の役を演じるときも、それをうまくできている人をイメージして、その通り真似をしてみてください。そうすることで、意外とスムーズにできてしまうこともあるのです。

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