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ゲーム分析をはじめましょう

1年ほど前にこのブログで「ゲーム」について紹介しました。そこでは、ゲームとはたびたび経験する、終わってみればあと味の悪い会話・やり取りと説明し、いくつかのパターンも取り上げました。
1年間、交流分析の概要についてお話ししてきましたが、最後にゲームについてもう少し掘り下げてみようと思います。日常的によく経験するトラブルなので、よく知っておくことは役に立ちます。

誰かと会話をしたあとに、あなたも相手もお互いにいやな気持ちで終わることはありませんか?
「なぜいつもこんなふうになってしまうんだろう?」
「あの人は違うと思ってたんだけど、やっぱり同じだった」
このように感じたことがあったとしたら、おそらく二人はゲームをしていたのです。

ゲームと呼ばれる理由は、スポーツの試合やボードゲームのように、一定の”ルール”を持っているからです。そしてさらに、その結末は予想することができます。
これまでに世界中で何百という種類のゲームが発見されており、認められたものには以下のようなユニークな名前が付けられています。
「足げにしてくれ」
「さあつかまえたぞ、この野郎」
「はい、でも」
「お役に立とうとしただけなのに」
「義足」

ゲームには典型的な特徴があります。
①人は誰でもお気に入り(よく使う)のゲームがあって、相手や周囲の状況が変わっても、同じゲームを何度も繰り返します。
②何度も繰り返すにもかかわらず、ゲームをしていることに気づきません。終わるころにになって「どうしてこんなことになったのだろう?」などとはじめて気がつきます。しかし、自分自身がその”お膳立て”をしたことには気づきません。
③ゲームの終盤はいつもラケット感情を持ちます。
④ゲームの最中は、表面的な言葉のやり取りとは別に、心理的なやり取りが存在します。これを”裏面交流”と呼びます。
⑤ゲームをしているとき、突然相手と立場が変わったような感覚を経験します。

このように、ゲームはとても興味深い心的交流なのです。さらに細かく見ていきます。

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