コーチングの基本③ 「中断」

コーチングの基本は続きます。今回は「中断」です。
コーチだからといって、クライアントの話をすべて聞かなければならないということはありません。クライアントはしばしば、コーチングの目的とは関係のない話をダラダラと続けることがあります。相手の気分を損ねて、コーチングを台無しにしてしまわないように話を中断させ、できるだけスムーズに主題に戻します。
たとえば、授業中に集中できず、勉強がわからないと悩んでいる子の話を聞いているとき、気に入らない友だちのことを話し始めたとします。「今は友だちは関係ないの!」とさえぎるのではなく、「その友だちも気になるのね?授業とその友だち、どっちを先にしようか?」などと誘導するのが賢いやり方です。
あるいは、「授業に集中できないのは、その友だちと関係がありそう?どうしてそう思うの?」とするのもいいでしょう。
コーチングの主題とは関係のない話をすることに隠れた意図がある可能性もあります。たとえば、授業に集中できないという大きな悩みはありながらも、お母さんと二人で話をすること自体を大切に思っているのかもしれません。今は何を優先すべきか考えます。愛したい、癒してあげたいという気持ちは持ちつつも頭は冷静に。子どもから主題の核心を引き出すために、どのように話したらよいかを常に意識しましょう。

