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しつけの五大メッセージを知る その2

ドライバーと呼ばれる代表的な拮抗禁止令5つのうち、残り3つをご紹介します。

◆「一生懸命努力せよ」(Try hard)
このドライバーを持っている人は、幼少期から両親に「がんばりなさい」といわれ続けてきました。がんばって勉強し、テストの点数が良かったときにほめられました。それ以外でほめられた記憶はあまりないかもしれません。
当然、勉強や仕事で良い結果を残し、周囲からも称賛されます。努力は自分だけではなく、他人に対しても求めます。何ごとに対しても一生懸命取り組むので、リラックスしたり、休んだりすることに罪悪感を感じることもあります。

自分に対しては「~しようとする」や「がんばる」などの言葉を使うことがしばしばです。ただ、「~しようとする」は、「実際にはできないかもしれないが、努力する」という意味が含まれている場合があります。ちゃんとやりなさいと言われたときに、生半可な返事をする人がいますが、それとは違い、やろうとする意志はあります。うまくできなくても、努力したことに価値を見つけようとします。

声は力強さを感じますが、少し押し殺したようにも聞こえます。姿勢は少し前かがみになることが多く、げんこつを握りひざの上に置いています。表情としては、眉間にしわを寄せることが少なくありません。

◆「(人を)喜ばせろ」(Please others)
幼少期から両親に「いつも笑顔でいなさい」などといわれ、自分の感情を隠して周囲の人を気づかったり、よろこばせることを求められてきました。人に親切にしてよろこばれたり、おかしなことをして笑わせたりすると、みんなからほめられてきました。
クラスで人気者になったり、職場ではムービーメーカー的な存在になることが多いです。自分のことより他人を優先する傾向があり、忙しくても人の仕事を引き受けてしまうことも多いようです。また、人の顔色ばかり気にし、自分の意見や主張をいうことができません。

「~でいい?」などと同意を求めるような表現をよく使います。高めのトーンで、語尾を上げる傾向にあります。
姿勢は前かがみで、顔はやや下向き、上目づかいに相手を見ることが多いです。口元にほほ笑みを浮かべますが、ややこわばった感じがします。

◆「急げ」(Hurry up)
両親から「早くしなさい」、「さっさとやりなさい」などといわれ続けた人が持っている可能性が高いです。落ち着きがなく、いつもせかせかしています。のんびり過ごすことができず、常に予定をびっしり入れてあります。そうしていないと安心できないのです。
与えられたことはスピーディーにやり遂げるのですが、仕事の正確さに問題があることもあります。じっくり考えることがあまり得意ではないからです。
いつも時間を気にして焦ってしまうので、ストレスも溜まります。

「早く」、「時間がない」などの言葉を多く口にし、マシンガンのように早口で話すこともあります。話し急ぎすぎて、内容が飛んでしまうこともあります。

落ち着かない様子で、指でトントンとたたく、つま先をしきりに動かす、貧乏ゆすりをしたりします。視線も落ち着かず、頻繁に動きます。

ここまで、5つのドライバーの特徴をざっくりと見てきました。これらを手がかりとして相手のドライバーを見抜くことができますが、早合点しては失敗します。どのように判断すべきかを次回お話しましょう。

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