テスト、不安。
近くの中学校では今日から1学期の期末テストです。しっかり準備してより高い点数にチャレンジしようとしている子もいれば、あまり勉強ができず何とか最悪の結果だけは回避したいと願っている生徒もいると思います。
いずれにしろ、テストに臨むにあたって自信満々でいる子は少ないのではないでしょうか?失敗したらどうしようと不安になるのは仕方のないことですが、必要以上に心配していると勉強が手につかなくなったり、テスト本番であがってしまうかもしれません。そんなことでは、本来の実力も発揮できません。
天神様のお守りを持たせるのもいい考えかもしれませんが、ちょっとした声掛けで気分が楽になることがあります。
「テスト、がんばってね!」と言いたくなりますが、これは逆効果です。「言われなくたってがんばるよ。がんばってもできないから不安なのに。」とさらにナーバスになってしまいます。
こういうのはどうでしょうか。
「みんな応援してるよ。」
(誰というわけではなく、もしかしたら世界中が応援してくれてるかも)
「不安だって思うのは、やる気があるってことじゃない!」
(やる気がないと不安すら感じません。こう言われて、自分のやる気に気づくかもしれません)
「今までで一番勉強したってこと、気づいてる?」
(気づくかどうかを考えますが、勉強したという事実を思い起こします)
「そんなにがんばらなくてもいいよ。」
(否定形で言うと人はまず肯定形で考えます)
「お母さんは、落ち着いてやってきてくれたらいいなって思っているの」
(落ち着いてやってねと言うより、間接的に言ったほうが心に届きやすくなります)
「あなたのシャーペン、きれいに拭いておいたから。シャーペンが力になってくれるわ。」
(もちろん、拭いたりしてませんし、シャーペンが力を貸すはずがありません)
そして、その”セリフ”を言うときには、少し大げさなくらいに声の抑揚やジェスチャーをつけてください。たとえば、「みんな応援してるよ。」のときはガッツポーズです。「今までで一番勉強…」のときは「今までで、いっちば~ん勉強した…」と、いかにもたくさんというふうに言ってみましょう。
「なんかいつもと違うな。」と思われるかもしれません。でもそれが気持ちを楽にしてくれて、変な緊張感を和らげてくれるはずです。