やめられない行動を変える

そうしたくはないのに、ついついやってしまう行動はありませんか?
子どもたちもそのような行動に悩んでいるかもしれません。たとえば、学校や塾の宿題にすぐに取りかからず、いつもぎりぎりでやっている。毎日勉強すると決めたのに三日坊主になってしまう、とか。
やめられない行動には、何か自分にとって”都合のいいこと”が含まれているのです。これを「肯定的意図」と呼びます。夜更かし、暴飲暴食などにもリラックスしたいとか、幸福感を感じるなどの意図があるはずです。しかし、本人はそのことに気づいていない場合が多いです。
もし、その肯定的意図に気づくことができれば、同じような効果をもたらす別の行動を探すことができます。
毎朝、遅刻ギリギリで家を出る子がいます。「どうしてギリギリになるの?」と聞いたところで、期待するような答え返ってこないでしょう。
朝の行動を見ていると、ベッドからなかなか起きてこない、着がえや洗顔はもたもたしている、ご飯を食べるにも時間がかかる、などがあります。時間稼ぎをしているかのようです。
朝グズグズしている子は、「お家が好き」という場合が多いです。学校もきらいではないですが、お家のほうがリラックスできるし、自分の要求もかなえられるし、お母さんに優しくしてもらえると潜在的に感じています。それはいいことでもありますが、遅刻はいけません。学校に遅刻することなく、子どもが満足感を得られるといいですね。
原因のひとつには、自分が思うほどにお母さんからかまってもらえていないと感じている場合があります。夜寝る前になどに一緒に過ごす時間を増やしてみるのもいいでしょう。いずれ親離れはします。
また、学校にそれほど魅力を感じていないかもしれません。「もし、早く学校に行ったらどんないいことがあると思う?」と聞いてみます。「友だちと遊んだり、おしゃべりできる」「生徒が少ないから静かな教室でぼんやりできる」「読書がしやすいかも」など、いろんなアイディアが出てくるでしょう。出てこないときは、お母さんがちょっとだけ誘導するのもOKです。
そして、まず頭の中でリハーサルをします。早く起きて学校に行き、思ったことをしている姿を想像します。いい気分になったら、明日の朝からスタートです。

