変えられないものを変えようとすること

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変えられないものを変えようとすること

新型コロナウイルスの感染が拡大し、不安な日々を送ってきましたが、ここにきて、全国的に大雨による洪水の被害が広まっています。次から次へと襲ってくる災害に、「世の中はどうなっているの?なんとかして!」と叫びたくなる気持ちになりますが、事態は簡単には変わりません。コロナや洪水をなかったことにできませんが、自分の感じ方を変えることができれば、不安な気持ちを少しは抑えることができるかもしれません。

学校で先生にこっぴどく叱られた思い出を持ち続けている人がいます。そのことを思い出すたびに、悲しくなったり、悔しさがよみがえってきます。先生に怒られたという事実は消えません。そうであれば、それを思い出したときに、嫌な気持ちが少しでも和らぐほうがいいですよね。

職場で、どうしても好きになれない上司がいるとします。過去に嫌なことを言われたのかもしれません。話しかけられるのも嫌だし、顔を見るのも嫌です。他の部署に異動になればと思っていますが、簡単には願いはかないません。ましてや、上司の性格が変わるわけもありません。であれば、その上司を見ても、嫌な気持ちにならないようになったほうが手っ取り早いではないですか。

 

ひとつの方法として、自分の見かたを変えるのです。嫌な気持ちにさせる出来事を思い出すとき、いつも同じ見かたをしているはずです。印象が強烈であればあるほど、その見かたが唯一だと思い込んでしまうものです。たとえば、幽体離脱でもするかのように、自分の身体を抜け出して、第三者として自分を見たとき、どのように見えるでしょうか?

コロナや洪水の災害を目にして、ひどいことばかり起こると嘆いてばかりいるよりも、戦争や大震災を経験して、人々はより賢く、たくましく生きる方法を得てきたことを思い出してみましょう。そして今回もまた、叡智を積み上げることができるはずです。

自分を怒った先生は、いったいどういう思いだったのでしょう?憎くて怒ったわけではないかもしれません。あなたに何かを伝えたかったのではないでしょうか?

嫌な上司は、いつも細かいことを言う人だとします。細かいということは、よく気がつくのかもしれません。仕事上で、助かっていることがきっとあるはずです。厳しいことばかりいう人であれば、自分を含めた部署のメンバや仕事に、人一倍責任感を持っているのかもしれません。そう思うと、意外と役に立っているんだなと気づいたりします。

 

変えることができないことを変えようとして変えられないと、さらに嫌な気持ちになり、つらくなってしまいます。一歩後ろに下がって、自分自身がどう感じているかを見てみてください。思いもよらない気づきがあるかもしれません。

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