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どのようにして人生のシナリオはできる?

前回、人にはそれぞれ、自分の人生の脚本(シナリオ)を持っているというお話をしました。それはあなたがほんの小さな赤ちゃんか幼児のころに作られ、その後、いろんな体験から修正が加えられ、正当化されてきました。

なぜ赤ちゃんに人生の脚本が作ることができるのでしょう?
赤ちゃんは非力で、自分では何もできず、世の中がどういうところなのかをまったく知りません。でも生きていかなければならないのです。

あなたが今、赤ちゃんだと想像してみてください。
寝かされて目に見えるものは上のほうに張り巡らされた板状のもの(天井)、自分の周りにある柵(ベビーベッド)、ときどきやってくる巨人たち(親やきょうだい、他の大人)…。有害なものか、無外なのか、自分にとって必要なものなのか、さっぱりわかりません。ただ、ときどき食事をくれたり、おむつを換えてくれる人がいて、そのおかげで生きていけそうだと考えてます。

もし、その人たちのことが嫌いで、彼らを追い払ってしまったなら、どのようにして生きていけるだろうか。ここは少し我慢をして、彼らのやり方に従い、機嫌を取ることで、彼らの世話になろう。無意識のうちに、このように決断したのです。それは知識ではなく、感情や本能によるものでしょう。
そして、より良く快適に生きていくためには、どのように振舞えばよいかが次第に分かってきます。これが脚本の始まりです。
つまり、親は子どもの人生に大きな影響を与えているのです。さまざまな親がいて、赤ちゃんへの対応もさまざまです。また同じ親であっても、あなたとあなたの兄弟姉妹とでは環境が違うので、おのずと対応も異なります。

大人になったあなたは、その出来事はすでに忘却の彼方に置き去りにしてきました。しかし自分で作った人生脚本はあなたの中に生き続けています。

もし、自分の日常や人生がうまくいっていないなと感じているとしたら、人生の脚本を取り出してみるとよいでしょう。自分で書いたものですから、自分で書き直すこともできるのです。

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