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ドライバーの行動と脚本

5つのドライバーの特徴とその観察についてお話してきました。実際、この観察と認知は何に役立つのでしょうか?

ドライバーは拮抗禁止令の一部であり、それは幼少期から親によってしつけの一環として繰り返し伝えられ、子どもの「親」の自我状態の中に保存されています。つまり、子どもがある場面に際して、いつか親から言われたしつけの言葉が頭の中で自動的に再生されるということです。
もし、その命令に従わなければ、とんでもなく恐ろしいことが自分の身に起こる気がするので、その情動からお決まりの行動をします。それがドライバー行動と呼ばれているものです。

ドライバー行動を契機に、脚本に入り込んでいく場合があります。脚本を実践するための行動へと移っていくわけです。。ネガティブな脚本は”歪んだ信念”を含んでいるため、その行動も適切ではないことが多いです。
相手が自然な行動をとっているのか、あるいは脚本行動をとっているのかを見分けるために、ドライバーの特定が役立つのです。

脚本に入り込むときは必ずといっていいほど、ドライバー行動を示します。しかし、ドライバー行動を示したからといって、必ずしも脚本に入り込むとは限りません。ドライバー行動は頻繁に起こりますが、そのうちいくつかは脚本に入り込み、いくつかは「成人」の自我状態を使って、脚本の入り口で思いとどまります。

ドライバーと脚本の実践行動(プロセス脚本)には関係があり、それを知っていると相手のややこしい脚本に巻き込まれるのを避けることができます。それぞれのドライバーとプロセス脚本の関係は、次回ご紹介したいと思います。

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