小さなコミュニケーション・トラブル

「コミュニケーション」と聞いて、どんなイメージを思い浮かべますか?
仲よく会話をしている様子、何でも言える間柄、あるいは飲み会や茶話会。イメージは人によって違いがあるのは当然のこと。具体的な形のないものに対して、統一したイメージなど持ちようがありません。
英語のcommunicationには、①手紙やメールなどの情報②情報の連絡・伝達③意思疎通、感情的つながり、などがありますが、とかく話題となるのは③です。意思を伝えたり、共感したりするところにトラブルを抱えることが多いのは事実です。
日常においてコミュニケーション・トラブルは頻発しているはずですが、小さなトラブルは受け流してしまってはいないでしょうか。「小さなことにいちいちかまっていられない」というところですね。しかし、ありきたりな言い方ですが、小さなトラブルがストレスとなって蓄積され、あるとき突然大爆発するということが起こりえます。
小さいうちに対処するほうが、トータルで見ると被害が少ないかと思います。
普段、どんな小さなトラブルが起きているかちょっとのぞいてみましょう。まずは親子です。
中学生になると高校受験が見えてきます。小学生気分で遊んでいては、どんどん勉強が遅れていきます。親は我が子を見て焦るばかり。いつも口から出るのは…
「がんばりなさい!がんばればできるから」
たしかにそのとおりです。がんばればたいがいのことはできます。しかし、このセリフを毎日聞いている子どもはだんだんと食傷気味になってきます。「がんばっているよ。でもこれ以上何をがんばるの?」という小さな声はお母さんの耳には届きません。
ここにコミュニケーション・ギャップがあります。
励ますことは悪いことではありません。しかし、お母さんの”がんばる”と子どもの”がんばる”イメージが一致していないようです。お母さんの意思が子どもに伝わっていないのです。
”がんばる”とは何をどうするのか、その結果どうなるのかを話して聞かせてください。自然とわかる子もいますが、多くの子どもはよくわからないままYesと答えます。お母さん、お父さんの具体的な経験を話してあげるとわかりやいと思います。特に失敗談に食いつきます。
次回、また別なトラブルを見てみます。

