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達成しづらい目標の立て方とは?

私たちは目的のある活動をする際には目標を設定します。目標を設定した場合と目標を設定せずに活動を行う場合とでは、成果に大きな違いが出ると言われており、多くの企業ではMBOと呼ばれる目標管理システムを導入しています。
目標達成を助けるには、目標設定の具体化・詳細化、進捗確認、周りの支援などが必要ですが、中でも目標の設定のしかたが達成の成否に大きく影響します。

子どもの学習目標を考えるときも目標の設定のしかたが重要です。
「少しでも成績を上げる」「テストでよい点数を取る」といった目標は具体性に欠けています。どんな成績を取れば目標を達成したと言えるのかが不明なので、何をどのくらい努力すればよいのか分かりません。したがって、行きあたりばったりの勉強をするようになり、十分な学習量と質を確保できず、期待した成果は得られません。

成績を目標にする場合は、教科ごとに評価を決めていきます。英語5、数学5、国語4、理科5、社会4といった具合です。その成績を実現する時期も具体化しなければなりません。たとえば1学期末や学年末とします。
現在の成績とのギャップが大きく、達成期間も長いと中だるみしますので、5教科の成績の合計が現在の成績の1.2~1.3倍に設定し、期間も単一学期とすべきでしょう。

日常生活にも目標を設定する場合が多々あります。たとえばダイエット。「〇月〇日までに体重を△kg、ウエストを▽cm減らす」などのように具体的に目標を設定します。

目標としてもっとも良くないのが、「これ以上太らない」「服をサイズアップしない」などの否定文で表現しているものです。到達地点の範囲が広すぎて、目標に向かう意欲が薄れます。

また、「人からきれいに見られたい」というものもダメです。私たちは他人がどう感じるかをコントロールできません。いくらきれいになっても、そう思わない人がいるかもしれないのです。

その目標を達成したときの自分の姿をイメージすることは大切です。ダイエットした姿を心に描き留めます。さらにそうなったときの気持ちもシミュレートしてみましょう。スタイルがよくなった自分を鏡で見ている状況を想像し、達成感や有能感、優越感、自信を大いに感じてください。その感情も心に保存しておきます。

最後に付け加えたいのは、ダイエットをすることで犠牲にするもの・ことはないかということです。それらをあきらめきれないと、ダイエットは失敗します。たとえば友人とのランチをすべて断ってしまうと、人間関係に影響しかねません。ダイエット中であることを伝え、軽めのメニューにするか、回数を減らす協力をしてもらいましょう。

どうせ取り組むのなら、納得のいく成果を得たいですよね?目標と期間をしっかり決めて、その間は全力を尽くしてみてはいかがでしょう。

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