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計画性を上げるイメージ・トレーニング

スケジュールを立てるのが苦手。

意外と多いです。学習計画が作れない、夏休みの予定を決められない、計画性がないなど、子どものうちはまだしも、年齢が上がるに従い深刻な問題となっていきます。受験勉強が本格化する中高生から社会人に至るまで、「計画が作れません」では話になりません。早いうちから計画性を養う必要があります。

前回、計画性や時間管理力の低い人は、自分の”時間軸”がはっきり捉えられてない場合があるという話をしました。時間軸というのは時間の流れをモデル化したものです。過去、現在、未来をイメージ的に自分の周囲の空間に配置(マップ)してみたとき、それぞれどこにあると考えるか。たとえば、過去は自分の後ろにあり、現在は今自分が立っている位置、未来は自分の前方にあると考える人がいます。

この場合、”今”はとても実感できるのですが、過去や未来については、現在から離れれば離れるほど、混在して時間的な差異が分からなくなります。つまり、未来に予定・予想される物事がごちゃごちゃになっているように感じるということです。これがスケジュールを作成するときの判断を狂わせます。

計画性を高めるイメージ・トレーニングをしてみましょう。

イメージしてください。「昨日」はどこにありますか?「1週間前」はどこに?「1か月前」は?
同じように、「明日」はどこにありますか?「1週間後」はどこに?「1か月後」は?
自分を中心にして、後ろと前に過去と未来が1本の線のようにイメージされたら、過去に向かう線を左の前に、未来に向かう線を右の前に移動します。目の前を左から右に向かう1本の線が過去から未来の流れを表し、全体を見渡せるようになります。

そうなれば、何が先で、何をあとにやってもよいかが分かりやすくなります。このイメージを持ったままスケジュールを作ってみましょう。
お子さんに対してこのイメージ・トレーニングを行うときは、お母さん・お父さんが手助けをしてあげて、できるだけ具体的な過去の自分、未来の自分をイメージできるように、たくさんの質問をしてあげてください。気持ちを落ち着かせてから、深呼吸し、ゆっくり目を閉じて行います。何回か繰り返すことで、よりうまくイメージできるはずです。

札幌あおば学院
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