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目標の具体化と抽象化

勉強においても仕事においても、意欲を高めるには目標を明確にする必要があります。目標を立てたけど、いま一つやる気にならない場合は、目標が抽象的すぎる可能性があります。
たとえば、「(勉強や仕事の)成績を上げる」という目標を立てたとします。どのような結果を残したら達成したと判断できますか?目標を立てた当初は、今よりずっと良い成績を想定していたかもしれませんが、時間が経ち、いくつかのトラブルもあって、だんだんと意欲が落ちてきたとします。目標は「成績を上げる」ですから、「今よりちょっとでも上がれば目標達成だ」と考えるようになり、それほどがんばらなくてもいいかと思うようになってしまいます。往々にしてその結果は現在の成績を下回ってしまいます。

やる気を上げ下げする要因は多数ありますが、目標への執着度合いも大きな影響を与えているでしょう。つまり、思い入れですね。たとえば人を好きになるときは、なんとなく好きになったというより、相手の顔や姿、言葉、しぐさなどに関する具体的な経験があったからというほうが多いのではないでしょうか。

思い入れのある目標を立てるにも、単に「成績を上げる」だけではなく、「教科は数学と英語」と教科を特定します。さらに「1学期の評価は数学は4、英語は5」と目標を数値化します。もっと詳細化するには、「期末テストで、数学は80点、英語は90点」などと設定します。
成績順位を目標にするときも「50位以上」ではなく、これまでの成績を考慮して「学年で33位、クラスで7位」とようにターゲットを絞ります。

テスト勉強に疲れて気が乗らないというときは、逆に目標を抽象化させると元気になる場合があります。「テストで90点取れば内申点を上がる。内申点が上がると受験の選択肢が増える。上位の高校・大学に進学でき、夢の職業に就ける。充実した人生を送れる」というように、より大きな希望へつなげることで、”意欲の根もと”を刺激するのです。

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