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時間管理力

時間、特に時間管理について問題を抱えている子ども(大人も)が多いようです。
夏休みや冬休みの学習計画を作るように指示されますが、毎回何を書いていいのか、どのように時間配分をしたらよいのかが分からないと言います。
6月に迫る期末テストに向けても早めに準備したいところですが、学習スケジュールの立案に悩んでいるうちに、あっという間にテスト当日が来てしまいます。

中学生はまだメタ認知能力が十分に発達していない子が多いので、「何をどれくらい」という部分では悩むこともあるかもしれません。しかし何をするかが分かっている場合、それを時間軸に沿って配置するということはメタ認知能力だけではなく、時間管理力にも問題があるような気がします。
ちなみに、メタ認知能力が乏しい大人も少なくはありません。

人には時間という概念が備わっています。時間を表現するとき私たちは、近い将来、遠い過去、過去を振り返る、未来に向かう、などと空間的イメージを関連付けています。時間を空間に置換しているとも言えるでしょう。

時間は流れです。過去から未来に時間が流れ続けています。あなたの時間はあなたに対して、どのように流れているかに気づいてみましょう。
「あなたの過去はどっちにありますか?」
こう聞かれたとき、後ろと答える人、下と答える人、左側と答える人など、さまざまです。もしかすると、目の前にあると言うかもしれません。
ある人は「後ろに過去があり、前方に未来がある」と感じています。時間の流れが身体を貫いて、流れの真ん中にいる感覚があります。
一方、「過去が左で、未来は右」と言う人は、年表を見ているかのように、目の前を時間の”川”が流れているようです。

時間管理力が低い人は、特に未来への時間軸がよく見えてない、感じられない人に多く、時間の流れが後ろから前に延びていて、未来がギュッと詰まって見えているようです。ちょっとした”トレーニング”によって、時間の流れを目の前に横たわらせることによって、全体を眺めることが容易となり、計画も立てやすくなります。

札幌あおば学院
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