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否定的なことを繰り返し言う人

否定的な発言が多い人がいます。「できない」「やってもムダだ」などと頻繁に言う子どももいます。それに対して反論すると、さらに否定的なことを返してきます。これでは建設的なコミュニケーションは築けません。

否定的な発言も否定的な行動と同じく、その裏には自分にとってプラスな面があるのです。そこに気づくことができれば、肯定的な言葉を引き出すことも可能になります。

「ボクにはできない。いくらやっても分からない」

こう言う子に対して、「そんなことはない。やればできるよ」と言ってみたところで否定を繰り返すだけです。
「できない」と言うことで、辛い勉強から解放されると思っているかもしれません。あるいは、勉強を手伝ってほしいと思っている可能性もあります。そこで、

「できない問題もあるよね。だけど、できた問題もたくさんあったよね?どこが分からないか、教えてくれる?」

と言ってみてはどうでしょう。これまでできたことを思い出すと、今回もできるかもしれないと考えます。テクニック的はありますが、「どの問題が分からないの?」よりも、「どこが分からないの?」とたずねるほうが効果的です。ここまでは分かる、この箇所が分からないと、理解できていない点を特定しやすくなります。

他の聞き方としては、「分かるようになるには、どんなことをしたらいいだろう?」「何か手伝える?」などと、解決策を自分で考えさせるのも有効です。

否定的な発言をする場合、必ずしも全面的に不可能だと思っているわけではありません。工夫をした聞き方をすれば、その裏の肯定的な意図が透けて見えてくるでしょう。

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