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やめたい行動の、本当の目的を探る

やめたいと思っている、あるいはやりたくないと思っているにもかかわらず、ついやってしまう行動(否定的な行動)にも自分にとってプラスな意図や目的があるというお話を前回しました。夜中のスマホやダイエット中の間食などです。
しかし、その意図や目的は多くの場合、はっきりと意識はされず、無意識にやってしまいます。ですので、事前に注意されていても、やめるのが難しいのです。
もし、その意図や目的が分かれば、代替案を考えることができます。しかし無意識を探るのは簡単ではありません。

無意識を探るには催眠という手法があるのですが、催眠というと催眠術を想像する人が多いと思います。TVでやっている催眠術も催眠の一種ですが、催眠とは周囲に対する注意が低下する状態に導くことです。
たとえば、仕事や勉強、スポーツに集中しているとき、周りの音や気配が気にならなくなることがありますよね?物思いにふけっているときも同様です。
そういう状態のときは、周囲に注意が向かないので、反対に自分の内面に注意を向けやすくなるのです。
また、誰かの助けを借りなくても、自分自身でその状態になることこともできます。

静かな落ち着いた場所で、いすに座り目を閉じます。やめたいのについやってしまう行動をしたときの場面を思い出します。そうしている自分の姿が見えたら、その自分の中に入ってみます。今まさにその行動をしている自分を、イメージ上で体験するのです。そのとき、自分の内部の奥にある、その行動をさせている気持ちに気づいてみます。その行動から何を得ようとしているでしょうか。しばらく待っていると、少しずつ気づいてくると思います。、

夜中のスマホは、友情をもっと深めたいと思っているからかもしれません。あるいは誰かと自由に話すことが楽しいのかもしれません。
その意図や本当の目的に気づけたら、友情を深める別のやり方がたんさんあることにも気づき、自由に話すための別のTPOがあることにも気づくでしょう。いま無理にやらなくてもいいと分かるはずです。代替案は意外とたくさんあるものですから。

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