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見るとやりたくなる

学校から帰ってくるとすぐにゲームを始めるわが子。注意しても一向に直る気配もない。

よくある光景です。でも、どうしてゲームに飛びついてしまうのでしょう?
誰もが経験しているのではないかと思いますが、大好きなものがあって、それを見つけると無意識のように行動してしまうことがあります。そのものの姿が目に入ることがスイッチとなって、行動へとかき立てられるのです。ゲーム好きの子どもにも同じことが起こっていると思われます。

時間に余裕があるときはいいですが、他にやらなければならない大事な用件があっても、そのことについ夢中になってしまっては、あとで後悔するだけです。何とかしたいですよね。



「○○を見る(思い出す)と××したくなる(になる)」という心の動きは、いずれも視覚によるイメージが起因しています。
アメリカのある心理学者は、衝動的な行動を起こさせるもののイメージと、望ましい行動のイメージの2つを使うことによって、前者への感情が弱まり、逆に後者への感情が高まる方法を発見しました。

それは、まず衝動的な行動を起こす原因となるイメージ(ゲーム機など)を大きく明るい映像として頭に思い浮かべます。

望ましい行動のイメージ(勉強をがんばっている自分の姿)も映像にしますが、小さく暗くして、大きなイメージの隅のほうに置きます。

そして、「スウィッシュ!」(swish、ヒューッという音の意)という掛け声で、2つのイメージを入れ替えます。このとき、大きいほうは明るく、小さいほうは暗くします。これを何度か繰り返します。
そのうち、だんだんとイメージに対する感情の強さが変わってくることに気づくそうです。



これをいきなり子どもにやらせるのは難しいですが、視覚イメージは動機づけに大きな影響を及ぼすことは確かです。ゲームやゲーム機は目のつくところに置かないほうがいいのかもしれません。

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