いつも、やりたいことが実現できない
思うことをなかなか実現できないという人は少なくないと思います。何がうまくいかないかは人それぞれです。しかし、そこが分かれば一歩前進するはずです。
世界中の子どもたちに夢を与え、大きなビジネスを成功させたウォルト・ディズニーは、さまざまな構想を実現する際に、「夢想家」「現実家」「批評家」の3つの視点・役割を使い分けていたそうです。
夢想家とは、自由に発想し、アイディアを出す役割です。「何を実現したいのか」「理想的なゴールは何か」を考えます。ここでは、それが実現可能かどうかは考えません。
現実家は、その構想を実現するには何が必要かを考える役割です。「どのような手順で進めるか」「いつから始め、いつまでに実現するか」などを考えます。
批評家は、問題はないか、足りないものはないかなど、第三者の視点を持ちます。「どんなリスクがあるか」「計画に抜け穴はないか」といったことを考えます。
同時に3つの視点で考えるのではなく、それぞれの視点での思考をローテーションしたのです。このプロシージャを取り入れれば、叶えたい夢を実現することができるかもしれません。
「やりたいことが見つからない」という人は、夢想家になるのが下手な人です。すぐに現実を気にしてしまい、夢自体をあきらめてしまいます。
「行動を起こせない」という人は、現実家になるのが苦手です。5W1Hを使って具体的な計画を立てることが必要です。
「途中でうまくいかなくなる」という人は、批評家になるのが苦手かもしれません。計画を精査し、どこかに問題がないかをしっかりチェックする必要があります。
夢想家、現実家、批評家の順番で何回か思考をくり返すことで、やりたいことがより明確になり、実現方法が具体化され、リスクヘッジも可能となります。