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楽しい記憶をより楽しく感じられたら

楽しい体験も嫌な体験も、人は五感とともに記憶します。その出来事をイメージや音声、触覚などのほか、感情も一緒に記憶します。イメージであれば、写真などの画像と同様に大きさや明るさ、解像度、色彩などの要素がありますが、そういったものの大小や明暗が体験の印象の強さに影響を与えます。つまり、思い出したイメージがぼやけていたり、色があせていたりすると、その体験の記憶から強い印象は受けません。音声についても、こもっていたり、小さく聞こえるようだったら、印象はあまり強くはないでしょう。

前回のブログでご紹介した、先生から怒られた嫌な経験を思い出したとき、再び嫌な気持ちにならないように、イメージや音声の大きさを調整するというのは、まさにこのことなのです。

もう一つ。嫌な経験のイメージは自分の目で見えた映像でしょうか?もしそうなら、その映像をあたかも第三者があなたとその周辺を見ているような画に変えてみましょう。そうすることで、当事者意識を低減することができます。その結果、そこから受ける嫌な印象も弱まります。
暗い気持ちを引きずっていると、すばらしいことが起きようとしていることにも気がつきません。

反対にうれしいとか、楽しい思い出は思い出すたびにいい気分になりたいですよね。そのためには、イメージや音声などの量や質を高めるといいのです。楽しい出来事を思い出すとき、そのイメージはあなたのどの位置にありますか?すぐ目の前に広がっている場合もあるかもしれませんし、ちょっと離れて小さく見えているかもしれません。遠く小さく見えているときは、自分の近くにグッと引き寄せてみてください。イメージを鮮やかな色で描き、解像度も上げます。音や声もはっきり聞き取ってください。うれしい、楽しい気持ちがより強まるはずです。

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