かみ合わない親子の会話

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かみ合わない親子の会話

定期テストや学力テストの結果が返ってくるたび、親子でひともんちゃくあったりしませんか?
多くは成績と日ごろの学習について、親が子どもに文句を言うところから始まります。文句を言いたくなる状況としては、成績が良くないのに、子どもに危機感が感じられないことがあげられます。

 

「こんな成績でどうするの?高校に入れないよ」
「うん。わかってる」
「わかってないから言ってるの!やる気がないなら塾もやめさせるからね」
「やるよ…」
「そういっていつもやらないじゃない!」
「もういいよ」
「なにがいいの!」

かみ合っていませんね。これでは発破をかけたことになりません。怒り損です。

 

よいコミュニケーションはお互いの信頼関係がなければ築けません。たとえ親子であっても、常に固い信頼関係が維持できているわけではありません。親子の絆という、無意識の中の精神的なつながりはあるにしても、日々の生活の中で、お互いの考えを分かち合ったり、感じ方を共有することは別物なのです。

 

たとえば、あなたが一番仲の良いお友だちと一緒にいて、楽しい時間を過ごしているとします。2人はどのように見えるでしょうか?同じような話し方をして、同じような身ぶりや手ぶりをして、もしかしたら呼吸のテンポも同じかもしれませんね。そんなときあなたは、単純に楽しいと感じるだけではなく、安らぎや一体感も感じているのではないでしょうか。まさにこの時がお互いの感情的な信頼関係が深まっている状態なのです。お互いの言葉がすっと受け入れられ、同じ価値観で判断し、共感しています。

 

しかし、あなたとそのお友だちはいつもそういう状態にありますか?いくら仲が良くても、ときには距離感を感じることもあるのではないでしょうか。そう、信頼関係はいつも一定ではないのです。前述の、お友だちとの楽しい時間は、ある話題などがきっかけで話がはずんで、そういう状態になったはずです。それはあらかじめ意図したものではなく、自然とそのような流れになったと思います。無意識のうちに信頼関係が築かれたのです。

 

冒頭の親子の会話を見る限りは、自然と信頼関係が築かれそうにないようです。では、自然とそうなるまで待ちますか?いえ、待ってはいられないでしょう。危機が迫っています。
幸運なことに、感情的な信頼関係は意識しても築けます。相手から信頼してもらうためには、相手に心を開いてもらう必要があります。相手に心を開いてもらうための働きかけ方。それはスキル(能力)です。スキルであるなら、身につけられます。

 

次回はその一端をご紹介します。

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