相手の気持ちを体験すること

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相手の気持ちを体験すること

仲の良い親子であっても、時には親子げんかをすることがあります。子どもは、お母さんが自分のことを分かってくれないと思います。一方、お母さんはどうして私の言うことが分からないのと思います。これは、たとえ同じ物事に接しても、それぞれの見かたが異なるから感じ方も違うということが原因という話を前回しました。

コミュニケーションのトラブルがあって、相手に対して自分との考え方の違いを見つけたとき、「自分は正しい。相手が変わればいい。」と思ってしまいます。しかし、コミュニケーションは両者の上に成り立つものです。もしかしたら、相手の言葉や行動はあなたにも原因があるのかもしれません。また、相手に変わってほしいと願っても、簡単に変われるものではありません。相手が変わるのを待つより、あなたを変えてみてはどうでしょう。あなたが変わると、相手も変わります。逆に、あなたが変わらないと、相手も変わりません。

そこで、相手の視点を持つことができたら、相手の感じ方も体験できるにちがいありません。また、第三者の視点を持つことができたら、2人の言い分を客観的に捉えられ、別な良い解決策を思いつくかもしれません。このようにして、お互いの違いに気づくことによって、良い関係を作り直すことができるのです。

 
簡単なプラクティスを試してみましょう。

 

勉強のことでイライラしてる親子がいます。お母さんはもっとちゃんと勉強してほしいと思い、子どもは同じことを何度も言わないでほしいと思っています。

 

お母さんは子どもが学校に行っている間に、1人でダイニングテーブルにいます。そこには子どもがいつも座る椅子と、お母さんがいつも座る椅子があります。まず、お母さんは自分の椅子に座ります。そして子どもの椅子に座っている我が子をイメージします。「うるさいな。」などと言っている子どもをリアルにイメージします。するとお母さんはイライラしてきました。そして、いつもは言えないことでも、言いたいことを子どもに言います。「そんなことでは受験に失敗するから。」「どうして分からないの?あなたのことが心配なのよ。」
次に椅子から立って、テーブルの横の2人の椅子が見える位置に移動します。深呼吸します。2人が座っている姿をイメージします。
今度は子どもの椅子に座ります。そして、子どもになりきってみます。たくさん文句を言われて、「うるさいな。分かってるよ。もうたくさん。」と言っているときに、自分なりに一生懸命勉強しているけども、これ以上どうしたらいいのか分からない。でも全然足りていないし、とても不安に感じました。
そして再びテーブルの横に立ちます。お母さんは自分の経験から子どものことが心配で仕方ないことと、子どももまた不安になっているということが分かりました。
最後にもう一度、元のお母さんの椅子に座ります。すると、前よりも子どもに優しく接しないといけないという気持ちになりました。子どもの不安を聞いてあげて、共感を得ながら、お母さんの体験談も話してみようかなと思いました。

 

子どもに対しても同じようなプラクティスをやってみました。すると、お母さんは愛情を持って励ましてくれているということに気づいたようです。

 
相手の視点に立つ。そうは言っても、頭の中だけではなかなか難しいものです。空間と体を使って、相手になり切ってみましょう。そうすることで、相手の見かたや視点に気づきやすくなり、それに対してどのように接したらよいかが分かるようになります。

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