休み明けの不登校

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休み明けの不登校

新型コロナウイルスによる長期休校期間が明け、学校が再開してから半月ほど経ちました。学校ではいろいろな対策をして感染予防に取り組んでいます。生徒たちの衛生意識も高まってきてるので、感染拡大を防ぐ効果が出ていると思います。
一方で、長期休暇明けで不登校になる生徒もいます。毎年の夏休みや冬休み明けも、不登校になる生徒はいますが、今回はさらに長い休みでしたので、不登校の割合は増えるかもしれません。

 

なぜ休み明けに不登校が増えるかというと、もともと学校が快適に感じていなかった子が、休みの間に学校に対する嫌な気持ちが増幅してしまうからではないでしょうか。不登校になる可能性は誰にでもあると言われています。

 

「学校に行きたくない」と子どもに言われると、親は非常に動揺します。
なぜでしょう?
学校に行かないと勉強ができなくなる。社交性が養われない。進学できない。家にいられると手間がかかる。近所の目が気になる。いろいろな理由があるかもしれません。
しかし、一番の理由は、「学校には行かなくてはならない」という親の信念・価値観に反するからなのです。

 

自分自身や物事に対する人の意識にはレベルがあって、6段階に分かれていると言われています。一番シンプルで、原始的なレベルは「環境」です。すなわち自分の身の回りの出来事や物事に対する意識です。「学校が嫌だ」「先生・友だちが嫌い」というのは「環境」に対する意識に分類されるのです。
実際に学校に行かない、部屋に閉じこもるというのは「行動」のレベルです。子どもを叱ってしまうというのも「行動」のレベルです。
その上位にあるのは「能力」のレベルです。勉強ができない、コミュニケーションが取れない、子どもをうまく育てられないという意識は「能力」のレベルになります。
その上は「信念・価値観」で、「人は〇〇であるべき」や「○○でなければならない」といった、人生を通じての思いにつながります。思い込みである場合もあります。
さらに「自己認識」、「スピリチュアル(個人にとどまらず、世界との結びつく意識)」と続きます。

 

「学校が嫌いだ」「学校に行きたくない」というのは、「環境」と「行動」に対する意識ですが、その意識をダイレクトに変えようとしてもなかなかできるものではありません。なぜならば、そう意識させているのは、その上の「信念・価値観」の意識だからです。
ということは、「信念・価値観」が変わると行動も変化するということです。学校に行かないのは、どんな信念・価値観から出ているのでしょうか。「辛いことは避けるべきだ」「嫌なことはしなくてもいい」という信念があるかもしれません。もし、子どもにそのような信念があるとすれば、それは親が幼児期に与えたものです。無意識のうちに、そのようなメッセージを言語・非言語で与えて続けたため、子どもはそれを信じているのです。

 

また、親の「学校に行かなければならない」という信念が変わると、もっと冷静な対応ができるはずです。学校に行かなくても学習はできます。社交的能力は意欲さえあればいつでも高めることができます。最近は、不登校であっても進学している生徒は大勢います。
まずは親の意識を変えてみましょう。新しい発見が必ずあります。

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