数学のテストはいつも悪いんです。

お問い合わせ
電話番号

数学のテストはいつも悪いんです。

人は誰でも思い込みの1つや2つを持っています。同じことが何度か続いたり、強烈なインパクトを伴う経験をすると、そこで起きたこと、行動と結果、感じたことなどが真理だと信じてしまいがちです。前回のお母さんは、子どもが片付けをしないので、自分がやらないといけないと思い込んでいました。
思い込みには実にさまざまなパターンがあります。人間の想像力はとてつもない広がりを見せるのですね。

 

「数学のテストはいつも悪いんです。」

数学が苦手だ(これも思い込み)という生徒がこう言います。がんばって勉強したのに、やっぱり思ったより点数が取れなかったそうです。数学は他の教科と比べても、「いつも、必ず」点数が悪いとのこと。テストの結果がいつも悪くなるのなら、勉強する気もなくなってきます。
この生徒には何と言ってあげたらいいでしょうか?

「勉強のしかたが悪いか、勉強が足りなかったんじゃない?もっとがんばらないと。」

確かにその要因はあると思います。しかし、がんばったのに点数が良くならないと思い込んでいる生徒には響きません。ここは原因を推測してアドバイスするよりも、質問が効果的です。

「本当にいつもなの?この間の小テストは何点だっけ?」
「90点。」
「ほら、ちゃんと取れてるじゃない。」
「…」
「いつもじゃなかったね。」

思い込みは経験を通して無意識の中で作られます。無意識の中にあるものに対して、表層的な言葉をかけてもはじかれてしまいます。質問が有効なのは、質問の答えを探すために自ら無意識の中に入り込むからです。そこで気づきが生まれます。
他者からの言葉より、自分で得た気づきのほうが大きな力を持っているので、変化が起こりやすいのです。

必ず悪い点数を取ってきたと思っていたのに、そうではないこともあったのを思い出すことができました。あとはその”例外”を増やしていけばいいのです。「良い点数を取ったとき、どうしたんだっけ?」と考えるようになります。何かよいアイディアを思いつくでしょう。

 

「もっと可愛くて、頭が良かったらよかったのに。」

こんなふうに言う子もいます。「可愛いじゃない。それに頭もいいと思うよ。」などと言っても受け入れません。「どうして可愛くないって分かったの?頭が良くないって、どんなふうにして分かったの?」と質問してみます。そんな質問はされたことがなかったのでしょう。「そんなに可愛くないわけじゃないけど。頭だって悪くないよ。100点取ったこともあるし。」と目をパチパチしながら言ってました。「そんなことはないんだ」という気づきが生まれ、これからはもっと楽しくやっていけるはずです。

お問い合わせ
お名前 (必須)
電話番号
メールアドレス

※確認のためもう一度入力してください

学年
ご要望(任意)

上記の内容を確認して確認・送信ボタンを押してください。