勉強と遊びの葛藤は誰にもある

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勉強と遊びの葛藤は誰にもある

誰でも子どもの頃には、勉強しなきゃという気持ちと、遊びたいという欲望の間で葛藤を経験しているのではないでしょうか。歳を重ねて、経験をたくさん積んで、勉強は大事であるという価値判断ができ、遊びも時には大切だということも分かってきたと思います。まだ人生経験が多くない中学生、高校生に、大人と同じ価値判断を望むことは可能でしょうか?うまくバランスを取りながら、両方を充実させることは、できている子もいますが、一般的には並み大抵のことではありません。
だからといって、「言っても分からないんだから、放っておく」では知恵がありません。なんとか乗り換えてほしいと願うのも親心です。

 

前回、人は自分自身の中に違った自我意識を持っていて、それらが入れ替わり、現れたり引っ込んだりして、すべての行動を構成しているというお話をしました。自我意識は人格のようなものです。前回はその自我意識に自分でアクセスし、「言い分」を聞いてあげたうえで、止めたい行動には代替案を提案する、というものでした。
今回は自我意識の統合についてお話します。2つの反する自我意識を合わせてしまうわけです。

 

お気づきかと思いますが、勉強しなきゃと思っている自我意識と、遊びたいと思っている自我意識を合体させてしまうのです。ちょっと難しい「手当て」ではありますが、これがうまくいけば、勉強もがんばりながら、息抜きに適度に遊び、さらに勉強をがんばるという、ポジティブなサイクルができ上ります。まさに、世の中のお母さん、お父さんが求めていることですね。

 

これにはお子さんの「イメージ力」が必要です。最近の子どもたちは、イメージすることが難しいようです。文章の読解力もイメージ力が必要ですし、作文を書くときも何をイメージするかが重要になります。イメージ力が弱いと、数学の複雑な文章題で、文章が述べていることを頭の中で具体化できず、「何を言っているか分からない」となり、「文章題は苦手だ」という流れになります。おそらく、幼児期の体験が影響しているのだと思いますが、大きくなってからもイメージ力を高めることは可能なようです。

 

前回同様、落ち着いた場所で、気持ちも落ち着くのを待ちます。まず、勉強しなきゃと思っている「自分」(自我意識)を探します。見つかったら聞いてみます。
「どうして勉強しなきゃと思っているの?」
「だって勉強しないと行きたい高校(大学)に入れないじゃない」
「高校(大学)に行くことで、何がいいの?」
「やりたい仕事につける」
「やりたい仕事についたら、何がいいの?」
「生きがいと幸せ」
ずっと先のことも見ていたのですね。

では、遊びたい「自分」を探して、聞いてみます。
「遊ぶことで何が得られるの?」
「自由な自分」
「自由な自分が得られると、何がいいの?」
「幸せ」
やはり幸せを感じたいようです。

次に、勉強しなきゃと思っている「自分」を、もし手のひらに乗せたら、どんな形や色をしているんだろうかを尋ねます。実際に片手を出して、手のひらに勉強しなきゃと思っている「自分」が乗っているところをイメージします。どんなものでもいいのです。荒唐無稽であっても構いません。たとえば「四角くて、白っぽくで、硬くて、ちょっと重い」とイメージするかもしれません。あたかも、本当にそこにあるかのようにイメージします。
続いて、遊びたい「自分」も同じように、もう一方の手のひらに乗せます。どんな形、色をしているかを聞きます。たとえば「丸くて、黄色くて、柔らかい。軽め」などと表現するかもしれません。

これで、両手に勉強しなきゃと思っている「自分」と遊びたい「自分」が乗っています。そして、両手を合わせ、2つの「自分」を合体させます。ゆっくりと手を開くと、そこには丸くて、ピンク色に光る、やや重みのある「自分」があります。それを両手で自分の胸に押し当て、胸の中に閉じ込めます。
そして、新しい「自分」と話をさせてください。勉強はしっかりやり、遊びも楽しむ、幸せな「自分」がいるはずです。これからはその「自分」と生きていくのです。

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