まったく、時間にルーズなんだから。

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まったく、時間にルーズなんだから。

時間ルーズな子がいます。いくら注意しても、ほとんど毎回遅刻します。遅れるという連絡もしてきません。遅れたことに罪悪感はないようです。
時間に対して無頓着なのは子どもだけとは限りません。大人でも約束の時間にいつも遅れたり、逆に勝手にずいぶん早く来たりする人がいます。
子どもなら遅刻しても少し怒られるだけかもしれませんが、大人が時間にルーズだと周りから信用を失ってしまいます。付き合いづらいと感じさせたり、重要な仕事は任せてもらえなくなるかもしれません。
最悪なのは、相手の時間を無駄にしてしまうことです。たとえ5分、10分でも、その時間で相手はとても有意義な何かをできるかもしれないのです。それを奪ってしまっているかもしれないということに気づいていません。

 

子どもはともかく、大人はそうなることが簡単に予想がつくはずなのに、どうして時間を守れないのでしょうか?

 

いろいろな要因があると思います。

ひとつには、時間の流れを感じることができない、あるいは他の人たちが感じる時間より自分の時間はゆっくりと流れていると感じているかもしれません。反対に時間がものすごく速く流れていて、まったく付いて行けていないと思っているかもしれません。

 

別な見かたとしては、時間の流れ(軸)の感じ方です。人によって時間軸の感じ方に違いがあります。頭の中の時間軸が自分の後ろから前方に走っていると感じる人と、自分の目の前を左から右側に走っていると感じている人がいます。
時間軸が自分を貫いて、後ろから前に延びている人は「今」を意識しやすく、今に集中することができます。半面、計画を立てるのが苦手です。
時間軸が自分の前を左から右(あるいは右から左)に延びている人は、計画を立てるのが好きで、時間管理が上手です。

 

時間にルーズな人は時間軸が後ろから前に延びていると感じる人に多いのです。
つまり未来の時間軸を見渡せていないのです。数分後の時間感覚はあるのですが、1時間後、2時間後となると、どのくらい先のことなのか見えなくなってしまいます。なので、時間は十分にあると思ってゆっくりしていたり、慌ててかなり早く着いたりします。この人の場合、未来は自分の前方にあって、時間的な距離感がつかめていません。

この感覚を持っていると良いこともありますが、時間を管理したいというときはこの感覚は変えることができます。

 

目を閉じて、前方に続いている時間軸をイメージしてください。
1時間後はどこにありますか?
1日後はどのあたりですか?
さらに1週間後は?
それぞれの時点が重なって見えて、距離感がつかめないのではないでしょうか。

今度はその時間軸を目の前に横に置いてみてください。左が過去、右が未来です。今度はどうですか?
1時間後と1日後、1週間後は区別して見えていませんか?

 

このように時間の流れを見ることで、自分の感覚と実際の時間とのマッチングがしやすくなります。このイメージ作りを繰り返すことで、時間を守れるようになるはずです。

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