ストレス下の感情は幼少期から

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ストレス下の感情は幼少期から

なにかトラブルがあったとき、人はさまざまな感情を持ちます。たとえば、絶対に忘れてはいけないものを、家に忘れてきてしまって、取りに戻ることもできないといった状況になったとしたら、自分に腹を立てる人、ぼう然とする人、泣き出してしまう人、他人や物に怒りをぶつける人など、文字通り十人十色です。このようなストレス状況において感じる感情というのは、人によってだいたい決まっているのです。仕事上とプライベートで異なる人もいますが、いつもの”おなじみの感情”は誰にもあるようです。
お子さんを観察していると、遊んでいる間、勉強中、あるいはお手伝いをしている最中、自分の思い通りにいかなくなったときに、いつも同じような感情を示していませんか?私の塾に来ている生徒もドリルで不正解が続くと、ブツブツひとりごとをいう子、ノートや鉛筆の扱いが乱暴になる子、泣き出してしまう子とさまざまです。

 

そういった感情というのは、問題を解決するためにはまったく役に立ちません。むしろ事態を悪化させることもあります。しかし、当人はそう感じるのが当然だと、その感情を正当化します。
もともと、そんな状況にならないようにしようと思えばできたはずなのに、その感情を抱く方向へ、自分自身で無意識に”お膳立て”をしているというと驚くかもしれません。

 

ではどうして、ストレス下において”おなじみの感情”を持つようになったのでしょう。
それは幼少期にさかのぼります。なにかがうまくいかなくなったときに見せた感情が、両親によって奨励されると、その後、同じような状況で同じ感情を抱くようになります。自分の生き死にを握っている両親が勧める行動を取らないと、生きていけないと考える(感じる)のです。たとえば、両親あるいはどちらかの親が、トラブルのたびに他人に対して怒りを爆発させていたのなら、子どもはその感情が家庭において適正な、求められている感情だと理解し、たとえば子どもどうしの遊びの中で思い通りにならなくなったときに友だちに対して怒り出すようになります。
もしも親と同じ感情ではなく、子どもオリジナルな感情を示したときに、その感情を両親によって否定されたり、無視されると、「ああ、このように感じてはいけないのだな」と理解します。たとえ親が意識的にそうしなくてもです。

 

あなた自身はいかがですか?
あなたが飛行機、電車、バスなどの公共交通機関を利用しているときに、なにかのトラブルで乗り物が動かなくなり、時間だけがどんどん過ぎていくなか、座席に座っていなければならないとします。そのとき、あなたはどんな反応を示すでしょう?

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