得意な”感覚”はどれですか?

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得意な”感覚”はどれですか?

「このあいだのテストはどうだったの?」
「う~ん…」
「何点だったの?悪かったの?良かったの?」
「スッキリしないというか、キツいっていうか…」
「何だか分かんないじゃない。どっちなの?」
「う~ん…」

 

はっきりしない子どもにお母さんは矢継ぎ早に質問しています。子どもは答えたくないのではなく、どのように表現したらよいのか戸惑っているのです。

 

当たり前と思うかもしれませんが、人は自分の感覚を通して周りのことを認識します。また、感覚を使って周りとコミュニケーションを取っているのです。人の感覚は5つあります(第6の感覚を持っている人もいるみたいです)。視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚ですね。人とコミュニケーションを取っているとき、視覚、聴覚、体感覚(触覚・味覚・嗅覚)をフルに使っていると言われます。
そして、人には最も得意な感覚があるのです。それはどんな言葉を好んで使っているかで分かります。
視覚が得意な人は、話の中に「見える」、「描く」、「明るい/暗い」、「大きい/小さい」などの言葉をよく使います。
聴覚が得意な人は、「聞く/言う」、「うるさい/静かな」、「リズム/テンポ」などの言葉をよく使います。
また体感覚が得意な人は、「感じる」、「触る」、「温かい/冷たい」、「重い/軽い」、「しっくりくる」などの言葉を使うでしょう。

 

小学生低学年くらいまでは体感覚が優勢です。お母さんに触ってきたり、抱きついたり。撫でられると喜びます。その後いろいろな言葉を覚えていくと聴覚が発達してきます。それと同時に、さまざまなことを想像したりする中で、イメージを作ることができるようになり、視覚も発達してきます。そして、生活の環境や経験の中で無意識的に自分が得意な感覚を身につけていくのです。

 

得意な感覚が同じ人同士なら、言葉づかいも似ているので会話が弾みます。反対に得意な感覚が異なる人同士なら、会話がかみ合わないかもしれません。
冒頭のお母さんと子どもの会話では、お母さんは聴覚が優勢になっていますが、子どもは体感覚が優位なようです。

 

そうすると、相手の得意な感覚を見抜いて、それをうまく使うことができれば、もっとスムーズはコミュニケーションが築けるかもしれませんね。相手の好きそうな言葉をあえて多めに使うのです。すると相手は安心した気持ちになり、もっとあなたに打ち解けるでしょう。

 

相手のことばかりではありません。自分の得意な感覚を知ることも大事です。そして、あまり得意でない感覚に気づき、それを意識的に使うことで、考え方や言動が豊かになり、コミュニケーションの幅を広げることができるのです。
人は知能が発達し、物事の論理的に考えることができます。しかし人も生き物です。感覚を使って生活しているのです。その感覚を少し意識してみませんか?あなたの可能性を高めることができるはずです。

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