相手の得意な五感に気づく

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相手の得意な五感に気づく

人はそれぞれ得意な五感を持っています。部屋をきれいに飾る人は視覚が得意で、話好きな人は聴覚、感情が豊かな人は体感覚(触覚、味覚、嗅覚)が得意という具合です。得意な感覚は無意識で優先しているので、自分はどの五感が得意なのか、意外と気づいていないものです。また、ある五感を得意だと思っていたのに、他人からは別の感覚を優先しているように見えることもあります。簡単ではありませんが、興味深いですよね。

 

他人とのコミュニケーションにおいても、その得意な五感を発揮してます。得意な感覚が同じ人同士だと、うまくコミュニケーションを図れるようですが、感覚が違う人だと意思疎通がうまくできないということがしばしばです。「この人とは話が合わないな」という人とは、おそらく優先して使っている五感の種類が違うのかもしれません。
「感覚的に合わないんだから」とあきらめられるといいのですが、家庭や職場などではそうも言っていられない人間関係も多いかと思います。得意な五感が合わない人ともうまくコミュニケーションができれば、人間関係を豊かにできますし、新しい出会いもあるのではないでしょうか。
そのためには、自分と相手、それぞれが得意としている五感に気づくことが第一歩です。

 

得意な五感は使う言葉やしぐさに現れます。無意識で優先しているわけですから、自然に出てしまうのです。

 

視覚が得意な人は、イメージを思い浮かべながら話すので、言葉が多くなり、早口になります。映像は言語より情報量が多いからです。映像を切り替えながら話すので、話が飛ぶこともよくありますが、本人はそのことに気づきません。また、人の話を聞くのは得意ではありません。目線は上に向けることが多く、物の形を手ぶりで示そうとします。「見える」、「場面」、「明るい」、「イメージ」など、視覚に関する言葉をよく使います。

 

聴覚が得意な人は、音や声に敏感で、言葉を大切にして話をします。言葉を言い換えることもよくあり、論理的に話を組み立てようとします。なので、人の話につっこみを入れたり、上げ足を取ったりすることもあります。視線は横にやることが多く、耳や口、あごに手を当てることが多いです。「聞こえる」、「言われる」、「響く」、「リズム」など、音に関する言葉が多くなります。

 

体感覚が得意な人は、身体で感じながら話をするので、話のペースはゆっくりしてます。感情が豊か(感情表現が豊かということではありません)で、手を頭や胸、お腹などに置くことが多いです。親しい人にはボディータッチも多くなります。また、直感で動きがちです。「気持ち」、「感情・感覚」、「温かい・冷たい」などの言葉が多いのが特徴です。

 

相手の特徴に気づき、相手に合わせてみましょう。たとえば、相手が視覚を優先しているようなら、話のテンポを速めにし、写真や絵を使い、見栄えの良い場所で話をしたほうがいいでしょう。相手が聴覚が得意そうなら、言葉を丁寧に使うことを心掛けてください。そして静かな場所がいいでしょう。相手が体感覚を優先しているようでしたら、あえてゆっくり話します。説明するものに実際に触ってもらったりするのも有効です。

 

相手が複数でいろいろなタイプがいる場合はローテーションします。視覚の人に合わせたら、次は聴覚の人、その次は体感覚の人。順番に回していきます。大勢の前でプレゼンテーションをする場合も同様です。均等に合わせることができたら、良いプレゼンテーションだったと評価されるはずです。

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