暗い気持ちは切りかえて

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暗い気持ちは切りかえて

今日で年度が終わり、明日から新学期です。近年まれに見る大雪だった冬が過ぎ、うずたかい道端の雪山もみるみるうちに小さくなっていきます。
待ちに待った春ですね。期待した成果を収めた人も、思い通りにはいかなかった人も、気持ちと志しを新たに次のステップを歩いて行きましょう。

 

せっかくの新しいスタートの時期なのに、過去のネガティブな結果を引きずって、なかなか一歩を踏み出せない人がいるかもしれません。志望校に入れなかった、内申点が下がってしまった、部活のチームのレギュラーから外された、彼・彼女と別れた…。
ネガティブな感情に陥るとき、ある特定の見かた・視点で出来事を見ていることが多いです。マイナスの気持ちが強ければ強いほど、その見かた・視点は固定化されていきます。そうなると、その暗い気持ちの渦の中から出られなくなってしまいます。目の前に新しいチャンスの種が落ちていても、それに気づくことはありません。絶望的な想いに押しつぶされています。
こういう状況では、なかなか自分の力では立ち直りづらいものです。もし、お子さんやお友だちがそんなことになっていたら、何とか力になってあげたいではありませんか。

 

起きてしまった出来事自体は、ただ一つの事実・現実です。私たちはそれをどのように見ているかで、捉えかたが違うのです。たとえば、鉛筆を横から見れば細長い直線の棒ですが、真上あるいは真下から見ると六角形で、その中心に黒い丸があるのが見えます。真上からしか鉛筆を見たことがない人は、それが字を書くためのツールだと、どうして想像できるでしょうか。また、同じ映画やTVドラマを見ても、他の人と評価が違ったという経験があると思います。

 

人はそれぞれの見かた・視点を通して、出来事を体験しているのです。ものの見かたが違えば、受け取りかたも異なります。反対に、見かたを変えれば、受け取りかたも変えることができるということです。ネガティブな体験に悩んでいる人がいたら、見かたや視点を変える手助けをしてみましょう。

 

例として、志望校に合格できなかった生徒に対して、「人生の岐路を経験したんだね。それは貴重な学びになるね」、あるいは「その悔しさから立ち上がることができれば、どんな逆境にも負けないよ」などということができます。
内申点が下がったり、レギュラーを外された生徒に対しては、「今までのようにやったら、うまくいかないということが分かったんじゃない?」、あるいは「またあがってやるぞ、という気持ちってワクワクしない?」と声をかけることができます。

 

コミュニケーションでは相手を否定しないことが大事です。否定せず、新しい視点に気づかせてあげることが重要なのです。

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