勉強が難しいです
「勉強が難しくて、やりたくないです。」
簡単にこのようなことを言う子が多くなった気がします。困難なこと、面倒なことを避けてきたのか。あるいは両親がすぐに手伝ってあげてきたのか。学校の先生も、生徒が自分でできるようになるまでサポートできなくなってきたかもしれません。いずれにせよ、このような子が多くなると、将来に不安を感じざるを得ません。困難にぶつかっても、モチベーションをもって取り組むようになってもらいたいですね。
では、どのように声をかけたらよいでしょうか。
「簡単な問題ばかりやってても、力はつかないよ。」
その通りではありますが、これではモチベーションが上げることはできないでしょう。
「チャレンジしてるね。それができたら自信になるね。」
まず、難しい問題に取り組んでいることを認めて、それが良い変化をもたらすことに気づかせることができれば、やる気が起きる可能性があります。
「難しい勉強」という事実は変わりませんが、それに対する見方が変われば、気持ちや行動にも変化が起こります。やりたくないと思っていたことでも、やってみようと思うようになったりします。
他にも、「いい加減 → おおらか」、「失敗 → 貴重な体験」、「うるさい → 快活」、「わがまま → 意志が強い」、「あきっぽい → 好奇心が旺盛」などと”言い換える”ことができます。そうすることで、短所だと思っていたところも、逆に長所になることもあるのです。