先生に怒られて悔しい

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先生に怒られて悔しい

先日、中1の女の子のお母さんから電話があり、学校から泣いて帰ってきて、立ち直れていないので塾はお休みするとの連絡をいただきました。後日、本人が何があったのかを話してくれました。

 

授業が始まる3分前には席に着いていて、授業に備えることになっているのですが、その子は別の教科のワークをやっていたそうです。授業自体はまだ始まっていなかったのですが、それを先生が見つけ、「何をやっているんだ」と怒られました。すぐにワークをしまい、「ごめんなさい」と謝ったのですが、謝り方が悪い、お前はいつも態度が悪いと、さらに怒られたそうです。そして、廊下に立たされてしまいました。
その生徒は長く塾に通ってきてくれてますが、普段から素直な真面目な子で、そんなに怒られるなんてとても想像がつきません。
さらに聞くと、その先生は授業や部活での指導が厳しく、短気なことで有名な方でした。激高すると、我を忘れてしまうことがあるようです。もしからしたら、その時もちょっとした態度が気に障ったのかもしれません。
その子にも落ち度があったのでしょう。しかしその時はそれに気がつかなく、怒られたことで気持ちが動転していたのかもしれません。悔しさと悲しさで涙が止まらなかったそうです。

 

しばらくして落ち着いてから振り返ってみると、その子も自分の悪かった点に気づくかもしれません。しかし、あのときの悔しさは残ります。その先生のことが嫌いになるかもしれません。先生を嫌いになると、その教科も嫌いになるというのが中学生です。それは良いことではありません。嫌いな教科=苦手な教科を作ってしまいます。

 

その先生が優しく接してくれるようになれば嫌いになることはないでしょう。しかし、そんなことは簡単には起こりません。他人を変えることなど、すぐにはできようもありません。

 

起きてしまったことや他人は変えられませんが、それらに対する自分の感じ方は変えることができます。ずっと嫌な思いをし続けるよりも、自分の受け止め方、感じ方を変えて、嫌な思いから解放されるほうがよっぽど賢い方法です。
その生徒の場合は以下のように考えてみましょう。

「自分に悪い点があって、今までそれに気づいてなかった。今度から気をつけよう。」
「自分の授業の前に別な教科の勉強をしていたら、先生はおもしろくなかったかも。」
「すぐにカッとなる先生なんだ。他の先生より要注意だ。」
「世の中にはこういう人がいることが分かった。」
「とりあえず1年間は我慢しよう。いや、10か月でいいんだ。」

 

その時のシーンを、あたかも他の生徒の目線で見るように思い起こしてみるのも良いことです。自分自身では気づかなかったことに気づくかもしれません。また、そうすることで気持ちが少し楽になることもあるのです。

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